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英の動物園にいたパンダ、子供が作れず中国へ送り返されることに

英の動物園にいたパンダ、子供が作れず中国へ送り返されることに
Twitter/Edinburgh Zoo

イギリスの動物園で飼育されていた2頭のパンダが、今後中国へ送り返されることになった。

 

2011年からスコットランドで暮らす

 

そのパンダとは、オスの「ヤン・グァン」とメスの「ティアン・ティアン」だ。

 

この2頭は中国政府から10年間、年間60万ポンド(約9400万円)で貸し出され、2011年からスコットランドにあるエジンバラ動物園で暮らしてきたという。

 

そして子供を多く生むことが期待されていたが、結局子供ができず、今年の末には中国へ送り返されることになるそうだ。

 

メスは中国で双子を出産していた

 

2頭のパンダは2003年8月に生まれ、2022年には19歳になっていた。

 

「ティアン・ティアン」は中国で双子を出産していたが、2012年にエジンバラ動物園で初めて自然交配した時は出産に失敗したという。

 

その後、専門家チームは、中国から空輸されたパンダの精子を用いて、「ティアン・ティアン」に8回人工授精を行ったが、これもうまく行かなかったそうだ。

 

また2018年には「ヤン・グァン」に腫瘍が見つかり、両方の睾丸を摘出しなければならない事態に陥ってしまう。

 

スコットランド王立動物学会の最高責任者であるデビッド・フィールド氏は、2頭について「動物が仲良くできないこともあるんです。遺伝的には非常に相性が良いらしいのですが、行動的には相性が良くなかったのですね」と語っている。

 

そもそもパンダの繁殖は、その複雑な生理機能や、排卵が1年に1回しか起こらないことなどから難しいという。

 

ちなみに下は、今年さっそく中国でお披露目されたパンダの赤ちゃんたちの動画となる。(了)

 

 

出典元:METRO:Pandas who couldn’t bear to make babies are sent back to China(1/3)

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