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仏に次いで、米独もウクライナに歩兵戦闘車両の供与を決定

仏に次いで、米独もウクライナに歩兵戦闘車両の供与を決定
flickr_mark6mauno

アメリカとドイツが、ウクライナに歩兵戦闘車両を供与することで合意した。

 

「ブラッドレー」「マルダー」を供与

 

アメリカのバイデン大統領とドイツのショルツ首相は1月5日、電話会談を行い、両国がそれぞれウクライナに歩兵戦闘車両を供与することで合意した。

 

ホワイトハウスの声明によれば、アメリカはウクライナに「ブラッドレー歩兵戦闘車」を、ドイツは「マルダー歩兵戦闘車」を提供する予定だという。

 

すでにフランスのマクロン大統領も1月4日に、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、フランス製の「AMX-10 RC(軽戦闘車両)」を供与すると伝えていた。

 

またドイツは戦闘車両に加え、「パトリオット」防空システムもウクライナに供与する予定だという。

 

flickr_mark6mauno

供与される戦闘車両の数は不明

 

アメリカやドイツが供与する戦闘車両の数は、明らかになっていない。

 

ウクライナ側は以前から、ますます増強されていくロシア軍の陣地を突破するためには、600台から700台の歩兵戦闘車両と、300台の戦車が必要だと訴えてきた。

 

しかしアメリカもドイツも戦争のエスカレートを恐れ、これまでNATOの標準的な武器をウクライナに供与することに慎重な姿勢を示してきた。

 

そのため今回の、アメリカとドイツの供与は、戦車こそ含まれていないものの、10カ月に及ぶ戦争の突破口を開くための重要な決断だと考えられている。

 

Wikipedia/P.Eckardt

プーチン大統領は一時停戦を命令

 

一方、ロシアのプーチン大統領はショイグ国防相に対し、1月6日の昼から1月7日の深夜まで、ウクライナでのすべての戦線で戦闘を停止するよう指示したという。

 

これはロシア正教のクリスマスにあたる1月7日に合わせたものとされ、ロシア側は6日から36時間停戦することになった。

 

プーチン大統領は「ウクライナにも停戦を宣言し、信者たちが礼拝に参列できるようにすることを求める」と述べたそうだ。

 

しかしウクライナのポドリャク大統領府顧問は、SNSにおいて「ロシアが占領地から去って初めて一時停戦ができる。偽善は自身の中にとどめておくべきだ」と述べ、プーチン大統領を批判した。(了)

 

 

出典元:The Guardian:US and Germany agree to send armed fighting vehicles to Ukraine(1/5)

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Putin’s ceasefire proposal shows he is ‘trying to find oxygen’, says Biden – as it happened(1/5)

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