測ったように四角い氷山の写真をNASAが公開
10月24日にNASA(アメリカ航空宇宙局)がTwitterとInstagramに公開した氷山の写真。多くのネットユーザーが「エイリアンが作ったのでは」と疑った。
南極海で撮影された氷山は、幾何学的な美しさを感じさせるほどきれいな長方形。映画『2001年宇宙の旅』の中に登場し、エイリアンの存在を暗示する謎の巨大石板「モノリス」を思わせる。
(ほぼ完璧な4つの角を持つこの物体。地球の自然によって作られたものなのだろうか? NASAが遂行するIceBridgeプロジェクトの科学者、Jeremy Harbeckが、南極半島北部で2つの長方形氷山が浮いているのを目撃。詳しくはNASAのサイトで)
Alien landing field? ET CBees at work??
— Old Wizard (@MCCC381) October 24, 2018
(エイリアンの着陸基地か? ET CBeesが活動中??)
Shhhh it's a secret government building. They house the aliens we have captured. They are now forced slave labor. Inventing secret weapons. Don't tell anyone.
— Big Tweety Pie (@Moonwake) October 25, 2018
(米国政府の秘密の建造物だよ。これまでに捕獲したエイリアンを監禁して、奴隷として働かせ、秘密兵器を作ってるに違いない。誰にも言うなよ)
— Presidencia de la Republica Polombiana (@PPolombiana) October 25, 2018
Obviously monoliths! pic.twitter.com/cqbxTygAdq
— DWS (@necc_gringo) October 24, 2018
(明らかに「モノリス」だ)
科学者の意見は
四角いケーキのようにも見えるこの氷山について、海外メディアが、専門家に意見を聞いている。取材を受けたメリーランド大学のKelly Brunt教授はこう言う。
つまり、こういうことです。氷山には2つのタイプがある。一般の人が思い浮かべるのは、タイタニック号を沈めた三角の形の氷山でしょう。しかし、それとは別に「テーブル状氷山」というのがあるのです。
テーブル状氷山(または卓状氷山)は、氷河や氷床が海に押し出されてできる「棚氷(たなごおり)」が割れて分離し、海をさまよい始めたもの。表面が平らなのが特徴だそう。
NASAの写真のものは、南極半島東岸にある棚氷の一つ、ラーセンC棚氷から分離したものと見られている。
それにしても、まるで定規を使って切ったような長方形になるというのは、科学的に見てどうなのだろう?
写真の氷山がちょっと普通じゃないのは、ほぼ真四角の形をしていることですね。
Brunt教授は、まれな形であることを認めている。(了)
出典元:Mail Online:NASA spots a SECOND ‘monolith’ iceberg: Stunning video footage reveals smaller structure in a ‘field’ of rare tabular bergs(10/24)
出典元:LiveScience:What the Heck Is the Deal with This Weird, Square Iceberg?(10/19)