大きさはテニスボールほど!世界で2番目に大きなダイヤモンドが59億円で落札
先日行われたオークションで、世界で2番目に大きなダイヤモンドが高額で落札された。
大きさはテニスボールほど
そのダイヤモンドとは2年前にカナダの採掘企業「Lucara Diamond」によって、アフリカ南部のボツワナで採掘されたものだという。
その重さはなんと1111カラット、ちょうどテニスボールほどの大きさになるそうだ。しかも透明性も高く、天然宝石の品質別3段階のうち、最高級の「ジェムクラス」に評価されているとか。
そのためこのダイヤモンドは後に、ボツワナの現地の言葉で「われらの光」を表す「Lesedi La Rona(レセディ・ラ・ロナ)」と名付けられたという。
以前、出品されるも予定価格に届かず
この「Lesedi La Rona」は昨年、競売大手サザビーのオークションに出品されたのだが、設定されていた入札の最低価格に届かなかったため、売りに出されなかったそうだ。
しかし今年の9月にオークションで予定の最高価格を上回ったため、ロンドンの宝石商「Graff Diamonds」の社長であるLaurence Graff氏によって5300万ドル(約59億円)で落札された。
「Graff Diamonds」では今後、最新式の3D装置でダイヤモンドの中心部に含まれる不純物などを調査。その結果を見極めながら、どのようにカットし、どう磨いていくのかを検討するとしている。
最も大きかったダイヤは1905年に発見
ここまで大きい「Lesedi La Rona」だが、今まで見つかったダイヤモンドの中では2番目の大きさになるという。
これまでで最も大きなダイヤモンドは、1905年に南アフリカ共和国で発見された「Cullinan(カリナン)」と呼ばれるもので、3106カラットもあったとされている。
またそこから切り出されたダイヤの1つは、イギリス王室の王冠に取り付けられているそうだ。(了)
出典元:BBC:Diamond-Lesedi La Rona sold for $53m to London Jeweller(9/26)