Gmailが閉鎖されるというデマが拡散、Google側が「存続する」と訂正
Gmailが閉鎖されるという情報がSNS上で拡散し、Googleが訂正する事態となった。
SNSの「X」でデマが拡散
その情報が投稿されたのは、SNSの「X」において。投稿では「8月にGmailが閉鎖される」とし、次のように書かれていたという。
「何年にもわたって世界中の何百万もの人々を接続し、シームレスなコミュニケーションを可能にし、無数のつながりを育んできたGmailの旅も終わりに近づいています」
やがてこの投稿は700万回以上も閲覧され、Gmailが閉鎖するというデマが拡散。Gmailは「X」において、「Gmailは今後も存続する」と投稿せざるを得なくなったという。
Gmail is here to stay.
— Gmail (@gmail) February 22, 2024
「典型的な例」
通信評価会社「CARMA」の社長であるリチャード・バグナル氏は、BBCの取材に対し、今回の出来事は、誤った情報の危険性を示す「典型的な例」だとし、次のように語っている。
「ほとんどの人はネットで見たことを信じており、事実を検証するためのツールやプロセスが不足しています。SNSは責任を負わずに行動し、フィルタリングされていない未確認の情報を視聴者に送り込むことができます」
SNS企業は誤った情報を阻止するのに苦労しているが、この問題に関して特に批判の対象となっているのは「X」社だ。
EUは2023年に虚偽の拡散という点で、他のSNSよりも「X」が劣悪であると主張している。(了)
出典元:BBC:Google denies Gmail is shutting down after viral hoax(2/23)