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ガザ地区で390人以上の遺体を回収、イスラエル軍が生きたまま埋めた可能性

ガザ地区で390人以上の遺体を回収、イスラエル軍が生きたまま埋めた可能性
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ガザ地区南部の病院で、数多くのパレスチナ人の遺体が回収され、その調査が行われている。

 

両手を拘束され、服も脱がされた状態

 

ガザ地区南部のハンユニスにある「ナセル医療複合施設」の敷地内では、先日から数多くの遺体が回収され、その人数は300人以上に及んだという。

 

またガザ地区北部のガザ市にある「アル・シファ病院」の敷地内からも、埋められた遺体が発見され、2つの病院から合計で392人の遺体が回収されたそうだ。

 

現在、パレスチナ民間防衛隊による調査が行われているが、両手を拘束され、服も脱がされた状態の遺体も発見されたと言われている。

 

また「ナセル病院複合施設」の敷地内で発見された遺体のうち、少なくとも20人が処刑されて、生きたまま埋められた可能性が出てきた。

 

国連やEUも独立した調査を求める

 

ガザ地区のメディア・オフィスは、「ナセル医療複合施設」でのイスラエル軍の行動を「凶悪な犯罪」と表現し、非難。国際刑事裁判所の検察官に対し、「ナセル病院複合施設」と「アル・シファ病院」での虐殺を徹底的に調査するよう求めた。

 

また国連も2つの病院で発見された集団埋葬地について「明確で透明性があり、信頼できる調査」を行うよう求めたという。

 

EUも4月25日、国連の独立した調査を求める呼びかけを支持した。

 

一方、イスラエル側は、多くのパレスチナ人の遺体が回収されたことについて、「まったく根拠がない」とし、「完全に虚偽」であると否定している。

 

ガザ中部で空爆により8人が死亡

 

ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続けられており、4月25日にも中部にあるTal al-Hawa地区で、イスラエル軍の空爆により、8人のパレスチナ人が死亡したという。

 

またアメリカの大学では、学生たちによる親パレスチナのデモが行われているが、ジョージア州アトランタのエモリー(Emory)大学では、ついに警察官が学生たちに対し、テーザー銃や催涙スプレーを使ったという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Uncovering of mass grave at Gaza’s Nasser Hospital: What you need to know(4/24)

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Mass graves show evidence of torture, executions(4/25)

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