Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエル軍が、ガザ地区でパレスチナ人を「人間の盾」として使用

イスラエル軍が、ガザ地区でパレスチナ人を「人間の盾」として使用
X_Hamdah Salhut

イスラエル軍が、パレスチナ人を「人間の盾」として使い、爆発物などを探させる動画がネットに浮上している。

 

破壊された建物内を強制的に歩かせる

 

カタールのテレビ局「アルジャジーラ」が確認した動画では、ガザ地区での戦闘中にイスラエル兵が、パレスチナ人をロープで縛り、体にカメラを設置する様子が映っていたという。

 

またそのパレスチナ人は、爆発物を探すために、破壊された住居やトンネル内を強制的に歩かされていたそうだ。

 

これらの囚人の多くは負傷しており、その多くは服を着ていない状態とされている。

 

実際のシーンでは、明らかに殴打され、血まみれになったパレスチナ人の男性が、両手を後ろで縛られ、完全に破壊された建物の階段を上り、武器や「ハマス」の戦闘員を探している様子が映っていたという。

 

また別のシーンでは、イスラエル兵が、パレスチナ人の囚人の体にロープを巻き付け、彼をトンネルに押し込む様子が映っていたそうだ。(動画は下の投稿の、続きで見ることができる)

 

 

以前も、イスラエル兵がヨルダン川西岸地区で、車両の前部にパレスチナ人を縛り付け、「人間の盾」として使い、走行していく動画も撮影された。

 

ガザ地区やヨルダン川でも犠牲者

 

ガザ北部と南部では、イスラエル軍とパレスチナ戦闘員の激しい戦闘が続いており、南部のラファの住宅への攻撃で、少なくとも子供を含む民間人6人が死亡した。

 

また北部のガザ市にあるSheikh Radwan地区の住宅アパートへも、イスラエル軍の砲撃が加えられ、3人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

さらにイスラエル軍はヨルダン川西岸地区でもミサイル攻撃を行い、1人のパレスチナ人が死亡、5人が負傷した。負傷者のうち2人は、重体とされている。

 

この攻撃は、ヨルダン川西岸地区の町、Nur Shamsのal-Manshiyya地区にある難民キャンプの住宅に向けられたそうだ。

 

昨年10月以来、ヨルダン川西岸地区では、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも553人のパレスチナ人が死亡(137人の子どもを含む)、約5300人が負傷したという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza live: Simultaneous ground assaults on Rafah, Shujayea(6/30)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top