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イスラエル軍がレバノンに17回も空爆、6つの建物を破壊、28人が死亡

イスラエル軍がレバノンに17回も空爆、6つの建物を破壊、28人が死亡
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イスラエル軍は10月23日にも、レバノン各地に激しい空爆を行い、建物などを破壊した。

 

過去24時間で、28人が死亡

 

レバノンの国営メディアによれば、イスラエル軍は23日にもレバノン各地に空爆を17回も行い、6つの建物が倒壊したという。

 

破壊された建物の中には、レバノンの放送局の事務所もあったとされ、一連の攻撃により過去24時間で、少なくとも28人が死亡したそうだ。

 

新たに更新された情報によれば、レバノン南部で8人が死亡し、42人が負傷。同じく南部の都市、ナバティエでも12人が死亡し、68人が負傷したという。

 

ベッカー渓谷では3人が死亡し、11人が負傷、ベイルート北東部の都市、Baalbek-Hermelでも5人が死亡し、17人が負傷したそうだ。レバノン山でも1人が負傷している。

 

 

下は22日、レバノンの首都・ベイルートの中心部に対して行われた空爆の様子。

 

ガザ地区全域で42人が死亡

 

一方、イスラエル軍はガザ地区北部を包囲し、全域に激しい攻撃を加えている。

 

10月23日には、イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区全域で42人が死亡。そのうち37人が、ガザ地区北部で殺害されたという。

 

またガザ地区の民間救急サービスは、イスラエル軍により5人の職員が拘束され、唯一残っていた消防車も空爆されたため、全ての活動が停止されたと述べている。

 

さらに国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は23日、ガザ地区中部のDeir Al-Balahで、UNRWAの車両がイスラエル軍の攻撃を受け、職員1名が死亡したと明らかにした。

 

北部のジャバリアとその周辺では、イスラエル軍によって殺されたパレスチナ人、数十人の遺体が道端や瓦礫の下に散乱しているという。

 

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、イスラエルによるガザ北部の包囲と地上侵攻について、深い懸念を表明。民間人を保護し、必要な人道支援を確実に受けられるようにする必要性を強調し、「それが国際人道法が、要求していることだ」と非難した。

 

イスラエル軍がガザ地区北部を包囲している点について、一部の専門家は、「民族浄化」の最初のステップだとの見方を示している。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: more than 2,500 killed in Lebanon by Israeli forces, health ministry says(10/23)

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