イスラエル軍がガザ地区北部で、50人の子供を含む84人を殺害
イスラエル軍は、ガザ地区全域で攻撃を続け、パレスチナの一般市民を殺害し続けている。
2つのビルに対して空爆
ガザ地区のメディア事務所によれば、イスラエル軍は11月1日にも、ガザ地区北部にある2つのビルに対して、それぞれ空爆を行ったという。
これにより50人の子供を含む84人のパレスチナ人が殺害された。当時、建物の中には、少なくとも170人のパレスチナ人が避難していたと言われている。
しかもガザ地区北部では、病院も襲撃され、救急車も破壊されており、このため民間防衛隊も救助に向かえず、負傷した人も医療サービスを受けられないそうだ。
ガザ地区の政府は、国際社会に対して、一般市民を保護する義務を守らせるよう求めると同時に、現在続けられている「大量虐殺」の責任は、イスラエルとその同盟国である、アメリカやフランス、ドイツ、イギリスにあると非難した。
国連も「ガザ地区北部のパレスチナ人全員が、病気や飢餓、暴力により死亡する、差し迫った危険に曝されている」と警告した。
ガザ地区の中部・南部にも攻撃
一方、イスラエル軍は、ガザ地区北部にあるジャバリア難民キャンプも空爆。ジャバリアにあるTall az-Zaatar地区が攻撃され、数名が死傷したという。
またイスラエル軍は、ジャバリアにある学校も空爆し、避難していた数人のパレスチナ人が死亡したそうだ。
さらにイスラエル軍は、ガザ地区中部のヌセイラトにある難民キャンプの北部に対して、空爆を行い、子供2人を含む少なくとも3人が死亡。多くの人が負傷したと言われている。
ガザ地区南部のラファにも、イスラエル軍の攻撃が行われ、やはり数人が死亡した。
レバノンでも52人が死亡
イスラエル軍は、レバノン北東部のバールベク・ヘルメル州も攻撃しており、11月1日には数多くの人々が殺害された。
バールベック州のバシール・ホドル知事によれば、同州の9つの村がイスラエル軍によって空爆され、Amhazでは12人、Younineでは9人、Harbataでは6人がそれぞれ殺されたという。
レバノンの保健省は11月1日、バールベック・ヘルメル州へのイスラエル軍の空爆により、52人が死亡、72人が負傷したと発表した。
またレバノンの国営通信社(NNA)は、ベッカー渓谷にある小さな村、オラックでさらに4人が死亡したと報じている。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: At least 84 killed in Gaza; Israel resumes raids across Lebanon(11/1)