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エプスタイン事件で性的虐待を告発した女性、自殺により死亡

エプスタイン事件で性的虐待を告発した女性、自殺により死亡
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故・ジェフリー・エプスタイン元被告と、イギリスのアンドリュー王子による性的虐待を告発した女性が亡くなった。

 

西オーストラリア州の自宅で自殺

 

その女性とは、Virginia Giuffreさん(41)だ。彼女は2001年、18歳だった当時、エプスタイン氏からアンドリュー王子に人身売買で引き渡され、性的虐待を受けたと主張していた。

 

そしてGiuffreさんとエプスタイン元被告は2009年、民事訴訟において50万ドルで和解。その後、Giuffreさんはオーストラリアで暮らしていたという。

 

しかし4月25日、家族はGiuffreさんが、西オーストラリア州の自宅で、自殺により亡くなったと明らかにし、次のように述べた。

 

「彼女の人生の光は、クリスチャン、ノア、そしてエミリーという子供たちでした。生まれたばかりの娘を腕に抱いた時、Virginiaは自分や多くの人々を虐待した者たちに反撃しなければならないと悟ったのです」

 

X_@LeaveHeardAlone

王子から性的虐待を受けたと提訴

 

Giuffreさんは2021年にアンドリュー王子を相手取って訴訟を起こし、2001年、エプスタイン氏のマンハッタンなどにある邸宅で、アンドリュー王子から3回に渡り、性的虐待を受けたと訴えた。

 

アンドリュー王子は、繰り返しこの疑惑を否定し、Giuffreさんの発言の信頼性や動機を攻撃。しかし不正行為を認めないまま、アンドリュー王子は2022年には性的暴行訴訟で和解し、多額の和解金などを支払ったという。

 

またGiuffreさんは、2015年にも、エプスタイン元被告のかつての愛人であるギレーヌ・マクスウェル氏が、女性たちへの性的虐待を助長したと主張し、民事訴訟を起こしていた。

 

2019年からの4年間で、この事件に関する数百件の裁判書類が開示され、一連の文書が公開された翌朝、エプスタイン元被告は、公判を待つ間拘留されていたマンハッタンの独房で首を吊って死亡した。

 

一方、マクスウェル受刑者は2021年、未成年者の虐待と人身売買に関連する6件の罪状のうち5件で有罪判決を受け、懲役20年の刑を宣告されたそうだ。

 

Giuffreさんは先月、乗っていた車がスクールバスと衝突し、重傷を負い、余命4日と宣告されたと明らかにした。

 

Giuffreさんのインスタグラムには3月31日、署名入りで、病院のベッドに横たわっている写真が投稿され、そこには左目、額、鼻の周りの打撲痕やすり傷を負った様子が映っていた。(了)

 

出典元:ABC News:Virginia Giuffre, accuser of Jeffrey Epstein and Prince Andrew, dies by suicide: Family(4/26)

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