イスラエル軍が5人のジャーナリストを殺害、故意に殺したと認める

イスラエル軍は8月10日、ガザ地区北部にあるテントを攻撃し、数多くのジャーナリストを殺害した。
ジャーナリストのテントを攻撃
イスラエル軍は北部ガザ市のアル・シファ病院の外に設置されていた、ジャーナリストのテントを攻撃。これにより5人のジャーナリストが殺された。
亡くなったのは、アルジャジーラの特派員であるAnas al-Sharif氏と、Mohammed Qreiqeh氏、そしてカメラマンのIbrahim Zaher氏とMohammed Noufal氏、Moamen Aliwa氏とされている。
また近くにあるアル・シファ病院は、このテントへの攻撃で、彼らを含む7人が死亡したと明らかにしており、さらにカメラ・オペレーターのMoamen Aliwa氏の死亡も確認された。
Israel claimed responsibility for killing five Al Jazeera staff in Gaza, including Anas al-Sharif, in a strike on their media tent outside al-Shifa Hospital, bringing the total journalists killed to 237 since the war began.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) August 11, 2025
186人のジャーナリストを殺害
イスラエル軍は5人のジャーナリストを故意に殺害したと認めており、攻撃後に声明を発表。Anas al-Sharif氏が、実際には「ハマス」に所属しながら「アルジャジーラの記者を装って」行動していたと主張した。
しかしイスラエル軍はその証拠を示しておらず、アルジャジーラ側も、その主張を否定している。
そもそもイスラエル軍は、ガザ地区への侵攻以来、数多くのジャーナリストをターゲットにしており、ニューヨークを拠点にしている「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によれば、2023年の10月以来、ガザ地区では186人のジャーナリスト(カメラマンも含む)が、イスラエル軍によって殺害されているという。
またイスラエル軍は、少なくとも90人もジャーナリストを拘束し、投獄しているそうだ。
さらにアルジャジーラのスタッフも、今回の攻撃を含め、これまでに10人がイスラエル軍によって殺された。
アメリカはイスラエルを支持
国連安全保障理事会は8月10日、イスラエルによるガザ市制圧と約100万人の強制避難計画に対する非難が高まる中、緊急会合を開いた。
国連代表団と国連当局者は、国連安全保障理事会の会合において、ガザ地区における軍事作戦の拡大はさらなる死傷者と破壊につながると警告したという。
しかしアメリカは「ハマス」を非難し、イスラエルへの支持を改めて表明したそうだ。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills five Al Jazeera staff in Gaza, including Anas al-Sharif(8/10)