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国連、イスラエル軍がガザ地区で「医療虐殺」を行っていると非難

国連、イスラエル軍がガザ地区で「医療虐殺」を行っていると非難
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イスラエル軍はガザ地区の医療施設も標的に攻撃を続けており、国連の専門家は強い言葉で非難した。

 

病院などを意図的に攻撃

 

国連の専門家グループは、イスラエル軍によるガザ地区の医療システムへの攻撃は、「医療虐殺(メディサイド)」に相当し、ガザ地区の医療を根絶するために、医療従事者、救急隊員、病院を意図的に攻撃し、飢えさせていると非難した。

 

健康に関する国連の特別報告者であるTlaleng Mofokeng氏と、パレスチナ占領地に関する特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏は、次のように訴えた。

 

「私たちは現在進行中のジェノサイドを目撃しているだけでなく、『メディサイド(医療虐殺)』も目撃している。これは、ガザ地区のパレスチナ人を壊滅させるために意図的に作り出された邪悪な要素であり、ジェノサイド行為に該当する。医療従事者や介護従事者は継続的に標的にされ、拘束され、拷問を受けており、今や他の住民と同様に飢えに苦しんでいる」

 

重症患者の受け入れを各国に促す

 

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長によれば、ガザ地区では1万4800人以上の患者が緊急の医療を必要としているという。

 

しかしガザ地区の医療施設では、これらの患者を受け入れることができないため、各国に対し、「手遅れになる前に」重症患者の受け入れに積極的に取り組むよう促した。

 

すでにWHOは、32人の子供と6人の大人、そして付き添いの99人をイタリア、ベルギー、トルコなど海外の専門医療機関へ避難させているそうだ。

 

テドロス事務局長はSNSにおいて「停戦!平和こそ最良の薬だ」と述べた。

 

レバノン南部も攻撃

 

一方、イスラエル軍は8月13日、再びレバノン南部をドローンで攻撃し、一台の車両が被弾した。

 

レバノンの国営通信社によると、南部のHaris–Hadatha間の道路で、イスラエルの無人機による2発のミサイル攻撃があり、複数の犠牲者が出ているという。

 

イスラエル軍は、昨年11月以来、「ヒズボラ」と停戦協定を締結しているにもかかわらず、レバノン各地を繰り返し攻撃している。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli destruction of Gaza healthcare is ‘medicide’, UN experts say(8/13)

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