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ロシア軍がウクライナの首都に大規模空爆、4人の子供を含む21人が死亡

ロシア軍がウクライナの首都に大規模空爆、4人の子供を含む21人が死亡
X_OSINTWarfare

ロシア軍は8月28日、ウクライナの首都・キーウに対し、大規模な空爆を行った。

 

629発のミサイルとドローンによる攻撃

 

この攻撃では、弾道ミサイル11発、「Kh-101」巡航ミサイル20発、シャヘド無人機およびデコイ(おとり)無人機598機が使われたという。

 

ロシア軍の空爆は28日の午前3時過ぎ(現地時間)から始まり、午前5時半過ぎまで続いたそうだ。

 

ロシア軍のミサイルやドローンの大部分はウクライナ軍により迎撃され、無力化されたが、高速弾道ミサイル3発(キンジャール1発、イスカンデル2発)、そして巡航ミサイル2発は迎撃できなかったという。

 

これらのミサイルなどは、キーウ周辺の20カ所以上に着弾し、4人の子供を含む21人が死亡(23人との報道も)。またこれらの攻撃により、EUウクライナ代表団の事務所や、イギリスの組織「ブリティッシュ・カウンシル」の建物が深刻な被害を受けたそうだ。

 

これによりイギリスと欧州連合(EU)は、ロシア大使を召喚し、説明を求めた。

 

もはや直接会談はないとの見方

 

アメリカのトランプ大統領は、2週間前にアラスカ州でプーチン大統領と、数日後にゼレンスキー大統領と会談した後、両者の直接会談の実現を望んでいた。

 

しかし今回の大規模な攻撃を受け、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、「当然のことながら、そのような会談は行われない」との見方を示した。

 

イタリアのジョルジャ・メローニ首相も、ロシア政府が戦争終結交渉に関心がないことは明らかだとし、「昨晩のキーウへの激しい攻撃は、誰が平和の側に立っていて、誰が交渉の道筋を信じていないかを示している」と述べたという。

 

ロシア政府は28日、「依然として外交に関心がある」としながらも、ウクライナへの攻撃は継続すると述べた。

 

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は声明で、今回の攻撃は「ロシア政府がウクライナを恐怖に陥れるためなら手段を選ばず、男性、女性、子供を問わず民間人を盲目的に殺害し、欧州連合(EU)さえも標的にしていることを示すものだ」と非難した。

 

EUのカヤ・カラス外務・安全保障政策上級代表も「X」で、「昨夜、キーウに対して行われた攻撃は、事態をエスカレートさせ、和平努力を嘲笑するための意図的な選択を示している」と述べた。

 

一方、ホワイトハウスの報道官は、トランプ大統領が攻撃に不満を抱いているものの「驚いてはいない」と述べ、「双方」に戦争終結を強く求めたという。

 

3350発の「ERAM」を3カ国が購入予定

 

アメリカ国防総省は8月28日、国務省の承認を受け、デンマークやノルウェー、オランダの3カ国がウクライナ向けに、空中発射型巡航ミサイル「ERAM」を3350発購入する可能性があると発表した。

 

売却の規模は、8億2500万ドルとされ、「ERAM」の射程は「数百」マイルとされている。(1マイルは1.6km)

 

この支援パッケージには、ミサイルのGPS誘導キット、電子戦防御装置などが含まれており、欧州連合(EU)の拠出金に加えて、アメリカ政府の対外軍事資金プログラムからも追加資金が提供されるという。(了)

 

出典元:The Guardian:Ukraine war briefing: Thousands of cruise missiles for Kyiv in Europe-funded package(8/29)

出典元:The Guardian:At least 21 dead in overnight Kyiv attack as UK and EU summon Russian envoys(8/28)

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