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ポーランドに飛来したロシアのドローンは19機、NATO各国が部隊を派遣

ポーランドに飛来したロシアのドローンは19機、NATO各国が部隊を派遣
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先日、ロシア軍のドローンがポーランドの領空を侵犯し、撃墜されたが、その後NATO各国が警戒を強めている。

 

NATO軍の基地に向かっていた可能性

 

9月10日の早朝、ロシア軍の無人機3機がポーランド領空に侵入した後、撃墜された。

 

またその他のドローンも、後にポーランド東部各地で発見され、少なくとも19機だったことが明らかにされた。

 

専門家の間では、ロシア軍がポーランドへ意図的にドローンを発射したかどうかについては、意見が分かれている。

 

ただドイツメディアなどは、これらのドローンがNATO軍の基地に向かっていたとも報じており、ポーランドを始め、多くのヨーロッパの指導者は、今回のドローン侵入が意図的なものだったと考えているという。

 

ヨーロッパ各国が警戒を強める

 

ポーランド政府は、ベラルーシおよびウクライナとの東部国境沿いで、ドローンと小型航空機の飛行を制限し、ラトビアも東部の空域を1週間閉鎖すると発表した。

 

またオランダとチェコ共和国は、ポーランドに防衛部隊を派遣すると発表。オランダは防空システムや大砲、そして300人の兵士を派遣し、チェコはヘリコプターと100人の兵士を派遣する予定だという。

 

リトアニアにも、ドイツ軍の旅団が派遣され、領空を越える可能性のあるロシア軍のドローンへの警戒を強化するそうだ。

 

ドイツはまた、「NATOの東部国境沿いでの関与を強化」し、ポーランド上空の航空警備を拡充すると明らかにした。

 

フランスのマクロン大統領は、ポーランド領空を守るため、「ラファール」戦闘機3機を派遣すると発表し、「ロシアの増大する脅迫に屈することはない」と述べた。

 

ポーランドのKarol Nawrocki大統領は、「ロシアによる今回の挑発行為は、我が国の能力を試すための試みに過ぎない」との見方を示している。

 

しかしアメリカのトランプ大統領は9月11日、ロシア軍のドローン侵入について、「単なる間違いだったかもしれない」と発言し、ロシアを擁護したという。(了)

 

出典元:BBC:Nato strengthens defences after Russian drones shot down over Poland(9/11)

出典元:ABC News:NATO allies close airspace along Russia, Belarus borders after drone incursions(9/11)

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