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レーガン元大統領がホログラムで蘇る、演説の様子を再現した3D映像が話題に

レーガン元大統領がホログラムで蘇る、演説の様子を再現した3D映像が話題に
YouTube/CBS Los Angeles

第40代アメリカ合衆国大統領の故ロナルド・レーガン氏が、ホログラムで蘇ったとして、話題となっている。

 

選挙で演説した様子を再現

 

それが公開されたのは今週の水曜日(現地時間)、場所はカリフォリニア州南部にある「レーガン図書館(及び博物館)」とされている。

 

ホログラムは、1984年に再選をかけた選挙で、元大統領が演説した時の様子を再現したものだという。

 

このホログラムの中でレーガン元大統領はサポーターに手を振り、「強い世界経済の後押しによって、人々は私たちの祖先が残してくれた限りない希望と機会に恵まれた、同じアメリカを発見することになるだろう」などと演説している。

 

 

図書館を訪れた人は、ホログラムのある部屋に導かれ、この元大統領の姿を間近で見ることができるそうだ。

 

ハリウッドの特殊技術を使う

 

「レーガン財団」のJohn Heubusch総裁によれば、このハイテクを使ったデジタルでの復活の目的は、できる限り生きているように40代大統領を表すことだという。

 

このため、まずはレーガン元大統領と同じ体格や似た仕草をする俳優を雇うことに。

 

しかし似たような顔をした人物が見つからなかったため、元大統領の頭部の像を用意。これを複数のカメラを使ってあらゆる角度からスキャンし、体の画像の上に載せたそうだ。

 

その上でハリウッドの特殊技術を使いホログラムを完成させ、音声はレーガン大統領の肉声を編集したという。

 

YouTube/CBS Los Angeles

 

また演説をしている以外にもホログラムは用意され、そこには大統領執務室や最愛の牧場で過ごす姿が表現されているとか。

 

ただ実は亡くなった人をホログラムで表すのは今回が初めてではない。これまでも同じハリウッドの技術を使って、ビリー・ホリデイやマイケル・ジャクソン、ソプラノ歌手のマリア・カラスなど多くの有名人が作られてきたという。

 

ホログラムとは物体の像を平面ではなく立体として表現するものだが、その技術がここまで進化しているとは素晴らしいことと言えるだろう。(了)

 

 

出典元:The New York Times:The Latest: Ronald Reagan Returns as Hologram at Library(10/10)

出典元:CBS8:Meet Ronald Reagan, who goes 3D as a hologram at his presidential museum(10/11)

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