ロンドンで気候変動への対処を訴えるデモ、4日間で1000人以上が逮捕される
イギリスで気候変動問題を訴えるデモが連日行われ、4日間で1000人以上が警察に逮捕される事態となった。
空港のメイン・エントランスを封鎖
気候変動に対処するよう政府に訴える市民運動は、「エクスティンクション・リベリオン(絶滅への反抗)」と呼ばれ、2週間にわたって行われる予定になっているという。
そして4日目にあたる10月10日には、デモ参加者がロンドン・シティ空港のターミナルビルを占拠しようとし、数百人がメイン・エントランスを封鎖した。
またある人物はブリティッシュ・エアウェイズの航空機の上に乗って主張したり、ターミナルの屋根に登ったり、空港に通じる駅の入口に自分を固定したりした人もいたとか。
これにより空港周辺では50人が逮捕され、4日間で合計1000人以上が逮捕されたという。
下はトラファルガー広場での様子
Live performances from top writers thrilling audiences tonight in Trafalgar Square #WritersRebel #Extinction Rebellion @GhoshAmitav pic.twitter.com/Zw4P92K7ZG
— XRWritersRebel (@XrRebel) October 11, 2019
#Extinction Rebellion protests – live: Environmental activists 'to shut down London' as two-week climate demonstration begins https://t.co/NHDhUWXNmK #news pic.twitter.com/QKTjLq14da
— 💛💙LegoLASS💚🏳️🌈 (@MouseTr1) October 7, 2019
喜んで逮捕されるリスクを負う
ロンドン警視庁は、ナイフによる犯罪捜査に人員をとられて、違法なデモ参加者を逮捕する人数が足りない状況だと言われている。
またDame Cressida Dick警視総監は、ロンドン中心部の道路を2週間も封鎖しようとしているデモ参加者を「完全に非理性的で、無責任」だとし、「合法的に抗議をせよ、さもなくば家に帰りなさい」と強く批判したそうだ。
しかしデモ参加者は、気候変動との戦いにおいていかに自分たちが脆弱な存在かを示すために、喜んで逮捕されるリスクを負っているという。
「エクスティンクション・リベリオン」の共同主催者であるGail Bradbrook氏も10日に空港において「最も重要なことは、私たちがイギリスの人々のために、危機にあると警告し続けることだと思います」と述べ、引き続きデモを呼びかけた。
ただしその日の午後7時には解散し、空港ターミナルの外にデモ参加者の姿は見えなかったそうだ。(了)
出典元:METRO:Extinction Rebellion arrests soar to over 1,000 in four days of protests(10/10)