米男性がハングライダーで快挙、350km以上を飛行し世界記録を更新
アメリカ人の男性が、ハングライダーで最も長い距離を飛行したとして、世界記録に認定された。
一度も着陸せず9時間半も飛行
その男性とは、カリフォルニア州で暮らすOwen Morseさんだ。
ジャグリングのパフォーマーでもあるMorseさんは6月19日、カリフォルニア州東部にある「シエラ・ネバダ山脈」から、「Wills Wing T3」というハングライダーを使って滑空。
Owens谷の上空を一度も着陸せずに、222.22マイル(約357km)の距離を飛行し続けたという。
その後エアスポーツの記録を管理している団体「国際航空連盟(Federation Aeronautique Internationale:FAI)」によって、世界で最も長距離を飛んだとして記録が認められた。
記録達成まで6年間もかかった
Morseさんはこの挑戦で9時間半も飛行を続け、最高速度は時速80kmにも達したという。
もっとも今回の記録を打ち立てるまでに、6年間もかかっており、今回はさまざまな条件が見事に揃ったとして、次のように述べている。
「私の以前の試みは、数多くの理由により達成できないまま終わってしまいました。例えばコース上で嵐が起きたり、そばで起きた森林火災の航空情報が入ったり、ハーネスのピッチコードが故障したり、または速度が足りず、日中までに辿りつけなかったりなどです。成功するためには多くのことを正しく行う必要があり、重大な1つの問題がうまくいかない場合、それで全てが終わってしまう可能性があるのです」
今回、「FAI」はMorseさんの飛行データを確認。その上で彼の世界記録を認めたという。(了)
出典元:MailOnline:California man flies 222.22 miles non-stop for over nine-and-a-half hours to break the record for world’s longest hang gliding flight(7/4)