スペインの闘牛士が昨年に続き、再び牛の角でお尻を刺されてしまう
スペインの有名な闘牛士が、再び牛の角でお尻を刺され、ケガを負った。
牛を倒すも、お尻は刺される
その闘牛士とは、Enrique Ponce氏(48)。彼は先日、カディス県にある「エル・プエルト・デ・サンタ・マリア・スタジアム」で牛と対決していたという。
その時、牛が鋭い攻撃を行い、その角がPonce氏のお尻に突き刺さったそうだ。(ただし深さはよくわかっていない)
Ponce氏はその後、一旦は頭を抱えて地面に伏せるも、再び立ち上がり、牛に剣を突き刺し倒した。
しかもお尻を突き刺されたにもかかわらず、彼はお尻に異常はなく、膝の靭帯を損傷し、あとは擦り傷だけで済んだという。
“@_gidi9ja: GRAPHIC PHOTO:Spanish matador Enrique Ponce gored in the butt by dying bull during display.@Gidi_Traffic pic.twitter.com/7MbcwFHeYE
— GIDITRAFFIC (@Gidi_Traffic) August 8, 2020
昨年もお尻を刺される
実は、Ponce氏が牛にお尻を突き刺されたのは、これが初めてではない。昨年も角でお尻を10cmほど深く突き刺されており、その後膝の手術も行ったそうだ。
また2014年にも、牛によって鎖骨や肋骨を骨折させられたと言われている。
Esta fuel la cogida de Enrique ponce hoy pic.twitter.com/m53TSAPoPx
— frank (@Francis36101458) August 6, 2020
その一方で、新型コロナウイルスのパンデミックにより、闘牛の人気にも打撃が与えられたという。
7月に行われた闘牛では観客もまばらで、また闘牛という血塗られたスポーツを禁止しようとする動きも高まったとか。保護活動グループ「La Tortura No Es Cultura(拷問は文化ではない)」のCarmen Ibarlucea氏は次のように語っている。
「私たちは、ここ数カ月であまりにも多くの死と痛みを経験してきたのではなかったか。闘牛士たちは再び闘牛場に戻ってきた。そして情け容赦なく、涙もなく、大人しい草食動物が死につつある姿を見せ、拷問し、群衆からお金を要求しているのです。一方、私たち社会の過半数は今、平和と連帯の真の文化を求めています」
5月の世論調査では、47%の人が闘牛の禁止を支持しており、18%が禁止に反対、約3分の1が中立の立場をとっていたという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Matador gored in the buttocks after stabbing bull(8/8)