イスラエル軍がガザ地区全域に攻撃、米コンテナ船にミサイルが命中
イスラエル軍は1月15日も、ガザ地区に対して一晩中攻撃を続け、数多くのパレスチナ人が殺害された。
ガザ地区全域で犠牲者
ガザ地区の通信社「Wafa」によれば、1月15日の夜、イスラエル軍がガザ地区全域で攻撃を行い、25人のパレスチナ人が死亡したという。
まず南部の都市、ラファのMiraj地区ではイスラエル軍が住宅を襲い、パレスチナ人2家族のうち11人が死亡したそうだ。
また南部の町、ハンユニスにあるNasser病院は、民間防衛本部近くでイスラエル軍の攻撃があり、死亡した8人の遺体を収容したと語っている。
ガザ中部のブレジ難民キャンプでも、イスラエルの攻撃によりパレスチナ人4人が死亡。ガザ市のTal al-Hawa地区への攻撃では、パレスチナ人2人が死亡したという。
Israeli warplanes carried out intense airstrikes on Khan Yunis in the south of Gaza. pic.twitter.com/w9OTwMkP26
— Wafa News Agency – English (@WAFANewsEnglish) January 15, 2024
Watch: #Palestinians search for dead and wounded among the rubble of destroyed homes in #Gaza City following Israeli airstrikes.
Credit: WAFA News Agency pic.twitter.com/mqAiJ4RyDn
— Wafa News Agency – English (@WAFANewsEnglish) January 15, 2024
Watch: Watch: Scenes of Israeli destruction on Salah al-Din Street, which runs along the Gaza Strip from north to south. pic.twitter.com/QVkUJOhaxC
— Wafa News Agency – English (@WAFANewsEnglish) January 14, 2024
過去24時間に132人が死亡
これらの情報とは別に、ガザ市アルサブラ地区ではアパートがイスラエル軍により空爆され、子供を含む多数のパレスチナ人が死亡した。
しかし民間防衛の救助隊員らは、破壊された建物の瓦礫の下から、複数の子供たちを生きたまま救出することに成功したそうだ。
ガザ地区の保健当局は、イスラエルによる攻撃で過去24時間に132人が死亡したと明らかにした。
またヨルダン川西岸地区でも15日、イスラエル軍により3人のパレスチナ人が殺害されている。
空爆によりイスラエル人の人質が死亡か
「ハマス」のカッサム旅団は14日、イスラエル人の人質と思われる2人の遺体の映像を公開した。
その2人とは、ヨッシ・シャラビさんとイタイ・スビルスキーさんとみられ、彼らはイスラエル軍の空爆により、死亡したとされている。
動画の中では、別の人質ノア・アルガマーニさんが、シャラビさんとスビルスキーさんが、それぞれ別のイスラエル軍の空爆により死亡したと語っていた。
しかし、この主張を検証することはできていない。
米所有のコンテナ船にミサイルが命中
アメリカ軍によれば15日、イエメンのアデン湾を航行中だったアメリカ所有のコンテナ船が、「フーシ派」によるミサイル攻撃を受けたという。
「フーシ派」が発射した対艦ミサイルが、マーシャル諸島船籍のコンテナ船に命中したが、負傷者や重大な損傷は報告されておらず、船は現在も航行を続けているそうだ。
一方イスラエルの都市、テル・アビブ近郊の街、Raananaでは、2人の男が乗った車が歩行者に突っ込み、その後刃物で1人の高齢女性が刺されて、死亡する事件が起きた。
2人の男はその後、逮捕されたが、この事件により18人が負傷、その中には子供も含まれていたという。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israeli attacks kill 25 overnight in Gaza(1/15)