水族館のプールからイルカが飛び出す、飼育下における異常行動か?
ベラルーシの水族館で、プールから飛び出しているイルカの様子が撮影された。
プール脇の床にイルカ
その動画が撮影されたのは、ベラルーシにある水族館「ミンスク・イルカ・ネモ」とされている。
動画には、プール脇の床にイルカが横たわり、喘ぎながら、軋んだような鳴き声を立てていたという。
その後、飼育員がタオル(または専用の布)を持って現れ、それでイルカを包み、人々の協力でプールに戻すことができた。
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多くのユーザーが怒りのコメント
イルカは酸素で呼吸をするが、長時間水から出ていると体が熱くなり、死ぬリスクが高まるそうだ。
この動画はもともとTikTokに投稿され、4500万回も視聴されたが、多くのユーザーの怒りを引き起こしたという。
実際に動画には「このような美しい生き物にとって、なんて残酷な生活だ」や「イルカのショーは止めなければならない!彼らは開けた海に住む必要がある」といった意見が寄せられた。
実は、野生のイルカは40年以上生きると言われているが、飼育下のイルカは野生よりも寿命が短いと言われている。
慈善団体の広報官も「飼育下に置かれているイルカやシャチ、ベルーガ、その他の海の生物による異常行動は、数えきれないほど記録されています。極端な場合は、水槽から飛び出したり、壁やゲートに頭をぶつけたり、長時間、無気力にただ浮かんでいたりしています」と述べている。
イルカを使った観光産業として、世界中で約3000頭のイルカが飼育されていると推定されている。(了)
出典元:MailOnline:Shocking moment performing dolphin twitches on the ground after leaping out of its pool into seating area – before being hauled back into its pen at Belarus aquarium(5/22)