免停中の男性、裁判所のリモート審問に運転しながら出席、判事も呆れる
アメリカで、車の免許停止中の男性が運転しながら、裁判所の審問を受ける様子が撮影され、動画が拡散しているようだ。
免許停止を巡る裁判での出来事
その男性とは、ミシガン州に住んでいる、コーリー・ハリス被告だ。
ハリス被告は昨年、車の運転免許の停止処分を受けたという。その後、彼は保釈されたのだが、5月15日にはこの件についての審問が、「Zoom」を使ってリモートで行われた。
しかしその時、ハリス被告は車を運転しながら、携帯電話で参加したそうだ。
これには裁判官のセドリック・シンプソン判事もびっくり。思わず呆れた表情を浮かべた。
判事も思わずショックを受ける
動画において、シンプソン判事はハリス被告に対して、「ハリスさん、運転中ですか?」と尋ねている。
それに対してハリス被告は、「医者のオフィスに向かって車を運転しています。たった今、駐車しました」と答えたという。
シンプソン判事は、その様子を見てショックを受け、しばらく言葉をなくし、ペンもテーブルの上に放り投げた。そして次のように述べた。
「No!私は彼の記録を見ているが、彼は免許を持っていない。彼は免停になっている。なのに、まさに運転している。私には、なぜ彼がそれをするのかさえ、わからない」
結局、被告の弁護士は裁判の延期を求め、シンプソン判事はハリス被告の保釈を取り消し、彼に対し、その日の午後6時までにウォッシュテノー郡刑務所に出頭するよう命じたという。
そしてこの動画は、インスタグラムや「X」、フェイスブック、TikTokなど複数のSNSで何千件もシェアされたそうだ。(了)
出典元:Detroit Free Press:Michigan man with suspended license joins Zoom hearing while driving in viral video(5/29)