空から鳥が降ってくる!数百羽のハクガンが鳥インフルエンザで死亡
アメリカのペンシルベニア州などでは、数多くのハクガンが死んでいるのが発見されているという。
数千羽が影響を受けている可能性
先日、ペンシルベニア州狩猟委員会は、リーハイ・バレーで 200 羽のハクガンが鳥インフルエンザの疑いで死亡したと発表した。
その後、ポコノ野生動物保護団体「ザ・ワイルダーズ」がリーハイ・バレー各地のハクガンを調べたところ、少なくとも 35 羽が鳥インフルエンザ(H5N1型)の陽性反応を示したという。
また「ザ・ワイルダーズ」が調査を行った場所でも、すでに数百羽のハクガンが死んでおり、保護団体は、数千羽のハクガンが影響を受けているとの見方を示した。
「これほどひどい状況は見たことがない」
「ザ・ワイルダーズ」の共同事務局長であるジャニーン・タンクレデ氏は、「これほどひどい状況は見たことがない」としながらも、次のように述べている。
「人々は、空から鳥が落ちてくると報告しています。あり得ないことに思えますが、ハクガンは神経障害がひどくなるため、自分の居場所がわかりません。木にぶつかったり、家に飛び込んだりしています」
ペンシルベニア州保健局は、鳥インフルエンザの一般市民への健康に及ぼすリスクは低いと述べており、同州で人間への感染は確認されていない
しかし、このウイルスは特に伝染性が強く、家畜やペットにも致命的になりうると考えられている。(了)
出典元:WFMZ:‘Birds falling from the sky’: Nonprofit confirms at least 35 snow geese test positive for bird flu in Lehigh Valley(1/3)