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ジーン・ハックマン夫妻が不審死、体の一部がミイラ化していた

ジーン・ハックマン夫妻が不審死、体の一部がミイラ化していた
X_Antonio Banderas

先日、映画『フレンチ・コネクション』などに出演したアメリカ人俳優のジーン・ハックマンさんとその妻が、死亡しているのが発見され、現在警察により捜査が行われている。

 

2人に外傷はなく、死因は不明

 

2月26日、ジーン・ハックマンさん(95歳)と妻のベッツィ・アラカワさん(65歳)の遺体が、ニューメキシコ州の町、サンタフェの自宅で発見された。

 

サンタフェ郡保安官事務所は2月27日、最初の検死結果で「2人に外傷はなかった」と発表。また死因や、どのように亡くなったのかも、特定されていないという。

 

ハックマンさんは部屋の床で倒れているのが発見され、妻のアラカワさんは、洗面所で床に横たわった状態で発見されたそうだ。彼女の遺体のそばには、小型ヒーターがあったとされている。

 

またアラカワさんの体には腐敗の兆候が見られ、手足はミイラ化していたという。彼女の近くのカウンターには処方された薬の瓶が開けられた状態で置かれ、薬が散乱していたそうだ。

 

一酸化炭素と毒物の検査を要請

 

アラカワさんの遺体から3~4.5m離れた場所では、木箱か犬小屋に入っていたジャーマンシェパードが死んでいたという。

 

他の2匹の犬は生きており、犬用のドアが開いていたらしく、1匹はアラカワさんの遺体のそばにおり、1匹は外にいたそうだ。

 

サンタフェ郡保安官事務所は、2人に対して一酸化炭素と毒物の検査を要請しており、まだ正式な結果は明らかにされていない。

 

ただサンタフェ市消防局は、一酸化炭素漏れや中毒の兆候は見つからなかったとし、ガス会社も「現時点で、住宅内外の配管に問題があったことを示す兆候や証拠はない」と回答している。

 

2人のメンテナンス作業員によれば、ハックマンさんとアラカワさんからは、2週間ほど連絡がなかったという。

 

最初に家に駆けつけたメンテナンス作業員は、玄関のドアが少し開いているのを発見したが、強引に侵入された形跡はなく、品物が盗まれたり、物色されたりした形跡もなかったそうだ。

 

現時点で、保安官事務所は「ドアが開いていた理由は多岐にわたる可能性がある」とし、犯罪の兆候はないとの見方を示している。(了)

 

出典元:ABC News:Gene Hackman, wife and dog found dead in home under ‘suspicious’ circumstances; 2 other dogs found alive(2/28)

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