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ロシアの動員兵の妻たちが、夫を見つけるためにウクライナ領へ、指揮官を非難

ロシアの動員兵の妻たちが、夫を見つけるためにウクライナ領へ、指揮官を非難
YouTube/The Sun

ロシアで動員された兵士らの妻たちが、数多くウクライナ領に入り、夫たちを返すよう求めた。

 

最大70人の女性がルハンシク州に入る

 

先日、ウクライナのルハンシク州の町、Makiivkaでは、攻撃により500人近いロシア兵が死亡し、わずかしか生き残らなかったと言われている。

 

その出来事が報じられた後、動員された兵士の妻たち、最大で70人が、ロシアのベルゴロドからウクライナのルハンスク州へ向かったという。

 

そして前線から引き揚げてきた兵士らの元へたどり着き、多くの戦死者を出した指揮官を非難。兵士たちを再び前線に戻さないよう訴えた。

 

「もうあなたたちを信用しない」

 

動画の詳細はよくわからないのだが、女性らはロシアのKursk地方の出身とされ、1週間かけて車に乗り継ぎ、または歩いてルハンシク州に入ったという。

 

彼女たちはすでにロシア軍の検察に対し、サムベル・ユーリエヴィッチという指揮官が「兵士の手足を縛り、頭に武器を突きつけて、臆病者と呼んで、戦場に行くよう強制した」ことを訴えており、自軍の砲兵隊から発砲された部隊もいたと主張しているそうだ。

 

動画ではそのような女性を前にして、指揮官が兵士らに「もう一度言うぞ。お前たちを集合場所に連れて行くよう命令を受けている。そこで話があるはずだ。お前たちは軍人だ。そのことを理解し、納得すべきである」と述べたという。

 

しかし女性らはそのような指揮官に対し、夫らを見放したことを非難。さらに「私たちは、兵士らを残して去るつもりはない。私たちはもうあなたたち(指揮官たち)を信用しない」と述べたそうだ。

 

また中には「彼らを(戦場に)送り出して、何人帰ってきたか見てください。何人残っているか見てください」と指揮官に詰め寄る女性もいたという。

 

ルハンシク州の戦闘ではロシア軍にかなりの犠牲者が出ているようだが、詳しくは報じられておらず、情報も曖昧なままだ。

 

ただ生き残った兵士は死体に隠れて逃げてきたとも言われ、まだ廃屋に隠れている兵士もいると言われている。(了)

 

出典元:MailOnline:‘We don’t trust you anymore’: Moment group of 70 Russian wives march to frontline in the cold to find their partners and demand their commanders send them home from Putin’s hell(11/12)

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