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ロシアで兵士を帰国させるよう妻らが抗議デモ、数十人が拘束される

ロシアで兵士を帰国させるよう妻らが抗議デモ、数十人が拘束される
X_@teamnavalny

ウクライナでの戦闘に動員されたロシア兵の妻らが、夫や家族を帰国させるよう、デモを行った。

 

「夫を生きて返してほしい」

 

そのデモは2月3日、首都モスクワで行われ、ロシア兵の妻や親族などが参加したという。

 

兵士の妻らは、クレムリンのすぐ外にある無名戦士の墓に献花をした。デモ参加者の1人は、ロシアの独立系報道機関「SOTAvision」の取材に対して、「私たちは夫を生きて返してほしい」と答えたそうだ。

 

同じくデモ参加者のアントニーナさんという女性は、もし夫が殺されたら、もはやロシア政府からの補償は欲しくないと主張。代わりに「修道院に行くか、夫に従う(死ぬ)かのどちらかです」とし、次のように語った。

 

「1人では生きたくはありません!(ロシア当局が)これを理解していないか、は分かりません。神が彼らを裁くでしょう」

 

ジャーナリストを中心に拘束される

 

2022年に召集された一部の予備役の妻や親族らは、夫や息子らを除隊させて、契約兵に置き換えるよう運動を行っているという。

 

そしてこの運動を支援する団体「ザ・ウェイ・ホーム」が2月2日に、ロシア全土の予備役兵の妻や母親、姉妹、子供たちに、デモで団結を示すため、モスクワに来るよう呼びかけたそうだ。

 

2月3日の抗議デモは、「ザ・ウェイ・ホーム」が毎週主催している同様の集会の9回目。しかし規模は最大となり、約200人が集まったという。

 

モスクワ検察庁は2月3日の早朝、ロシア国民に無許可の大規模デモに参加しないよう警告。そして警察は抗議デモ中に27人を拘束したが、ほとんどがジャーナリストだったという。

 

また1人を除き、拘束されたジャーナリストのほとんどは、その日のうちに釈放されたそうだ。

 

2月3日は、プーチン大統領が、2022年9月に最大30万人の予備役兵の「部分動員」を命令してから、500日目にあたるという。(了)

 

出典元:ABC News:Dozens detained as Russian soldiers’ wives call for their return from Ukraine(2/4)

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