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人気クライマー、登山のライブ配信中に崖から転落し、死亡

人気クライマー、登山のライブ配信中に崖から転落し、死亡
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アメリカ・アラスカ州出身の男性クライマーが先日、カリフォルニア州にある国立公園で、登山中に崖から転落し、死亡が確認された。

 

「エル・キャピタン」を登っていた

 

その男性クライマーとは、バリン・ミラーさん(23)だ。彼は10月1日、カリフォルニア州のヨセミテ国立公園内にある「エル・キャピタン」を登っていたという。

 

「エル・キャピタン」は巨大な花崗岩の切り立った岩壁で、高さは約915mもあり、世界中の多くのクライマーを魅了してきた。

 

ミラーさんは当時、その岩壁を登る様子を、TikTokでライブ配信していたが、その後転落し、亡くなったそうだ。

 

登頂した後に落下か?

 

当時、多くの人がTikTokのライブ配信で彼の登攀を観ており、ミラーさんの死亡が確認された後には、SNSで追悼のメッセージを投稿したという。

 

国立公園局によると、ミラーさんの転落死は、連邦政府機関閉鎖の初日に起きたという。

 

閉鎖により国立公園は「概ね」開園していたが、一部業務が制限され、ビジターセンターは閉鎖されていたそうだ。

 

国立公園局は声明で、この事故について調査中で、「パークレンジャーと救急隊員が直ちに対応した」と述べている。

 

正確な事故原因はまだ不明だが、兄のディラン・ミラー氏によると、バリンさんは「シー・オブ・ドリームス」と呼ばれる全長730mのルートで、リードロープソロ(ロープで保護された状態で単独で登る方法)をしていたという。

 

またバリンさんはすでに登頂を終え、最後の装備を引き上げていたところ、おそらくロープから外れ、落下したとの見方を示している。

 

ミラーさんは熟練の登山家で、6月にはマッキンリー山のスロバキア・ダイレクトの初単独登頂で、国際的な注目を集めたそうだ。(了)

 

出典元:ABC News:Alaskan climbing star dies in fall from Yosemite’s El Capitan(10/3)

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