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飼い主の墓のそばに10年間も住み続けた犬、ペットと共に埋葬できる州法が成立

飼い主の墓のそばに10年間も住み続けた犬、ペットと共に埋葬できる州法が成立
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ブラジルのサンパウロ州で、飼い主のそばにペットを埋葬することを認める州法が成立した。

 

犬の名前が付けられた州法

 

その州法は、非公式に「ボブ・コベイロ法」(コベイロ=墓掘り人)と呼ばれ、「ボブ」という犬の名前が付けられている。

 

「ボブ・コベイロ法」は先週、、サンパウロ州の保守派の知事、Tarcísio de Freitas氏によって署名され、成立した。

 

州政府によれば、この法律は「飼い主とペットの間にある感情的な絆を認める」ものであり、犬や猫を、飼い主の家族が所有する墓地や家族墓地に埋葬することを許可するものだという。

 

飼い主の墓のそばで暮らした「ボブ」

 

「ボブ」の飼い主だった女性は2011年に亡くなり、その後、州都のサンパウロから約19kmも離れた町、Taboão da Serra市にある墓地に埋葬されたそうだ。

 

しかし葬儀後も「ボブ」は、飼い主の墓から離れず、親族は何度か連れ帰ったが、「ボブ」はいつも墓に戻ってきたため、最終的には墓地の職員に引き取られたという。

 

墓地の職員は「ボブ」に犬小屋を提供し、定期的に餌を与え、入浴させ、ワクチン接種もしたと言われている。

 

そして「ボブ」は他の人の葬儀にも参列し、悲しみに暮れる人々を慰めるため、ボールを咥えて寄り添ったとして、全国的に有名になったそうだ。

 

しかし2021年、「ボブ」はバイクに轢かれて死んでしまう。

 

特別に飼い主のそばに埋葬される

 

この出来事に世論は大きく反応し、当時は法的規定がなかったため、Taboão da Serra市の議会は例外を設け、「ボブ」を元の飼い主の隣に埋葬することを許可した。

 

そして動物の保護活動を行うNGO「パトレ」は、クラウドファンディングを開始し、2022年、墓地に「ボブ」の像を設置した。

 

その像の下にある銘板には、「愛と忠誠について教えてくれた、あなたへの敬意と感謝」と記され、「悲しみに直面した時、ボブは私たちに『小さなボール』と、最も必要としている時に、寄り添うことを教えてくれました」と書かれているという。

 

今回、ペットとの埋葬を許可する州法を起草した1人、保守派の州議会議員、Eduardo Nóbrega氏は「ペットを亡くした人なら、誰でも知っている。それはただの動物ではない。家族なのだ」とSNSに投稿した。(了)

 

出典元:The Guardian:São Paulo names new law after dog that stayed by owner’s grave for 10 years(2/12)

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