アメリカの元海兵隊員がウクライナでの戦闘で死亡、民間軍事会社と契約
アメリカの海兵隊に所属していた男性がウクライナへ渡り、ロシア軍との戦闘により死亡した。
民間軍事請負会社と契約
その男性とは、ウィリー・ジョセフ・キャンセルさん(22)だ。
彼の母親であるレベッカ・カブレラさんがCNNに語ったところによれば、ウィリーさんはテネシー州で刑務官として働いていたという。
しかし2月下旬、ロシア軍がウクライナに侵攻する少し前に、民間軍事請負会社と働く契約を結んだそうだ。
その後、ウィリーさんはウクライナへ渡り、ロシア軍と戦ったが、4月25日に殺害された。
ウクライナでの戦闘を食い止めたかった
母親のレベッカさんによれば、ウィリーさんはウクライナへ行きたがっており、何のためにウクライナが戦っているかを分かっていたという。
そして「ウクライナでの戦闘を食い止め、恐らくアメリカの兵士がそれに関与する必要がないようにしたかったからです」と述べている。
しかし現在、ウィリーさんの遺体は見つかっていない。
またアメリカ政府も、この報道自体は承知しているものの、死亡については確認できておらず、「状況を注意深く見守っている」と述べている。
アメリカ政府は国民に対し、戦うためにウクライナへ行かないこと、また安全であれば、民間で利用可能な地上交通機関を利用して直ちにウクライナを出発することを繰り返し求めた。
ウィリーさんの妻であるブリタニー・キャンセルさんは、FOXニュースのインタビューで、父親をヒーローとしていた息子がいると述べ、次のように語った。
「夫はウクライナで死にました。彼は人々を助けることを望んでそこに行き、それが彼の人生の主な使命であると常に感じていたのです」(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russian forces suffering ‘colossal losses’ in eastern battles, says Kyiv – live(4/29)
出典元:CNN:American killed fighting alongside Ukrainian forces in Ukraine(4/29)