絶壁に取り残された男性、強風の中でヘリが接近し、救出に成功
アメリカで、高い崖の途中に取り残された男性を、ハイウェイパトロールの隊員が見事救出することに成功した。
高さ約270mの崖の途中に男性
5月19日、カリフォルニア州の町、Daly Cityにある海岸沿いの崖に、1人の男性が取り残されていたという。
その後、通報を受けたカリフォルニア・ハイウェイパトロールのヘリが急行し、崖の途中にいる男性を発見したそうだ。
その崖は高さが約900フィート(約274m)あったが、男性はちょうど500フィート(約152m)付近の、非常に不安定な場所に取り残されていたという。
しかし何とか、ヘリが接近し、救助隊員が無事に男性を救助することに成功した。
Video released by the California Highway Patrol shows an officer being lowered from a helicopter to retrieve a man who was stranded on a cliff near Daly City last week. pic.twitter.com/Vf4wzKrEsk
— 23ABC News (@23ABCNews) May 23, 2022
強い風が吹き、接近も難しかった
実は当時、現場では30~40ノット(時速56kmから74km)の風が吹いており、ヘリコプターも崖に接近することは簡単ではなかったという。
しかしなんとか男性に近づくと、救助隊員がロープで降下。男性にハーネスを渡すと、彼はそれを素早く身に着けることができたそうだ。
その後、ヘリによって男性は持ち上げられ、間もなく地面に降ろされたとか。
男性は奇跡的に擦り傷と打撲だけで済んだが、念のためその後病院へ搬送されたという。
なぜ男性が崖にいたのかは分かっていないが、彼は救助隊員に感謝の言葉を述べていたそうだ。(了)
出典元:ABC7:EXCLUSIVE: Inside dramatic Daly City cliff rescue by CHP chopper crew(5/21)