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エジプトの神殿から、2000個以上に及ぶミイラ化した羊の頭部を発見

エジプトの神殿から、2000個以上に及ぶミイラ化した羊の頭部を発見
Twitter/Ministry of Tourism and Antiquities

エジプトにある大寺院から、考古学者により、数多くのミイラ化した羊の頭部と、宮殿建築が発見された。

 

羊以外にも犬やヤギ、牛のミイラも

 

それらが発見されたのは、首都・カイロから南へ435km離れた、Abydosにあるラムセス2世神殿とされている。

 

そこには2000個以上に及ぶ雄羊の頭部のミイラや、古王国時代の宮殿建築が発見されたという。

 

Egyptian Ministry of Tourism and Antiquities

 

これらは主に第6王朝(約紀元前2000年)から1000年以上にわたるもので、一部には4300年以上前のものもあったそうだ。

 

またニューヨーク大学の考古学者は、古代の雄羊の頭のほかに、ミイラ化した犬、野生のヤギ、牛、鹿、ダチョウの一群を発見したと報告している。

 

Twitter/Ministry of Tourism and Antiquities

第6王朝時代の建物も発見

 

エジプト観光・考古省によると、ミイラ化した羊は、ラムセス2世の死後約1000年を記念してこの地に残されたものと考えられているという。

 

また発掘調査の責任者であるSameh Iskandar博士は、Abydosにおいて雄羊が崇拝されている時期に、雄羊や他の動物が供物として使われたと考えられると、声明で述べている、

 

また考古学チームは、このような動物のミイラに加え、古王国・第6王朝時代の、厚さ約5メートルの壁を持つ「巨大な建物」も発見したそうだ。

 

しかも、この建物には、多数の彫像、樹木、革靴、衣服、パピルスなどが収められていたという。(了)

 

出典元:Sciencealert:Thousands of Mummified Ram Heads Revealed in Ancient Egyptian Temple(3/27)

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