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ロシア軍がウクライナに、70年前の戦車「T-55」を投入か?

ロシア軍がウクライナに、70年前の戦車「T-55」を投入か?
Twitter/@NOELreports

ロシア軍がウクライナに、旧ソ連製の戦車を投入したとの見方が出ている。

 

ザポリージャ州に配備か?

 

その戦車とは、今から約70年前の1950年代、ソ連のフルシチョフ政権時に製造が開始された「T-55」だ。

 

これが最近、ロシア軍の支配する、ウクライナ南部のザポリージャ州の前線に配備されたという。

 

下の画像は4月14日に投稿されたものだが、その数週間前には、列車で大量の「T-55」が運ばれていく映像も公開されていたそうだ。

 

近代的なアップグレードも見られず

 

しかもこの「T-55」には、近代的なアップグレードをした痕跡が見られず、このことはロシア軍の武器が枯渇していることを示唆しているという。

 

また保管されている「T-55」は、合計で約300台に上る可能性があるとの見方も出ている。

 

オーストラリアの退役陸軍大将であるミック・ライアン氏は、ニュースレターでこの戦車について、次のように述べている。

 

「ウクライナ人は、西側の援助の注入により、戦車やその他の車両の質を向上させた。しかしロシア側は、戦争の最初の1年で最高のキット(装備)の多くを失ったため、冷戦時代の貯蔵品から引っ張り出した、かなり古い戦車や装甲車に目を向けている」

 

その上でライアン氏は「このことは戦場に大きな影響を及ぼし、ロシア軍の士気に大きな影響を与えるだろう」と述べている。

 

専門家によれば、このような戦車の欠点は、距離測定器や弾道計算コンピューターがないこと、適切な砲身の安定化の欠如、または原始的な照準器だという。(了)

 

出典元:MailOnline:Desperate Putin’s army welcomes 70-year-old Soviet-era tanks with no upgrades to the battlefield as they face Ukraine’s ultra-modern Leopards and Challenger 2s(4/15)

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