スティーブン・セガール、モスクワでの誕生日会でロシア支持を表明
ハリウッドのアクションスターであるスティーブン・セガール氏が、ロシアとその同盟国への支持を表明した。
70歳の誕生日パーティーの席で
セガール氏は70歳を迎え、4月10日にはロシアの首都・モスクワで誕生日パーティーが開かれたという。
モスクワのレストランで開かれたパーティーに出席したセガール氏は、会場にいた人々に対し「私は、皆さんの全てを愛しています。良い時も、悪い時も、私たちは共にあります」と述べたという。
その様子はSNSにも投稿され、ロシアへの支持を明確にしたと受け止められている。
Actor Steven #Seagal celebrates his birthday with #Russian propagandists Vladimir #Solovyov and Tigran #Keosayan. pic.twitter.com/oUBWBJUwa1
— NEXTA (@nexta_tv) April 12, 2022
ロシア政府が特使に任命
セガール氏は2017年にロシアの市民権を取得。2018年にロシア政府は、アメリカとの関係改善のために、セガール氏を特使に任命したという。
当時、ロシア外務省は、セガール氏の役割について「文化、芸術、公共、青少年交流における協力を含む、人道的分野におけるロシアと米国の関係を促進すること」だと述べていたそうだ。
またロシア市民権を取得した際、ウクライナ東部では親ロシア派武装勢力とウクライナ軍の戦闘が激化したため、ウクライナ政府はセガール氏の入国を禁止していた。
テレビでもロシアを非難せず
今回、ロシア軍がウクライナへ侵攻した後、セガール氏は3月に、アメリカの保守系メディア「Fox News Digital」に出演。ロシアとウクライナの両方を「1つの家族として」見ているとし、次のように語ったという。
「我々のほとんどは、ロシアとウクライナに友人や家族がいます。私は両方(ロシアとウクライナ)を1つの家族として見ており、2つの国を挑発し、対立させるために、外部の組織がプロパガンダに巨額の資金を費やしているのだと本当に信じています。私の祈りは、両国が前向きで平和的な解決に至り、平和のうちに共に生き、繁栄することです」
セガール氏は以前から、プーチン大統領とも近い関係にあると言われ、彼を「最も偉大な世界のリーダーの1人」と称賛していたという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Steven Seagal tells Putin allies ‘I love you all’ during 70th birthday party in Moscow(4/13)