亡き妻を思い、バレンタインデーに庭先の木を美しく飾る男性が素敵
亡くなった妻との思い出のため、庭の木にバレンタインデーの飾りつけを行ってきたアメリカ人男性が話題となっている。
●ハート型の装飾や白や赤のライトで飾る
その男性とはシアトルに住むHerb Allwineさん(73)。
米番組のGOOD MORNING AMERICAによれば、彼は妻のMary Louさんを2009年にガンで亡くしてしまったという。
それ以来1人で、毎年バレンタインデーの日には、庭に植えたプラム(西洋すもも)の木にハート型の装飾を吊り下げ、白や赤のライトを飾り付けてきたそうだ。
●他の記念日にも飾りつけを行う
しかしHerbさんが木を飾るのは、バレンタインデーの日だけではない。感謝祭やハロウィーン、聖パトリックの祝日にも装飾を施しているという。
そもそも庭の木を飾ろうと思いついたのは、妻のMaryさんとされている。1980年代の初め頃に、クリスマスの装飾を外した時から続けてきたそうだ。
彼は番組の取材に対し次のように語っている。
「その年、クリスマスの飾り付けを外していた時に、妻が『そうだわ、木の頂上に付けたライトはそのままにしておきましょう』と言ったんです。それからライトがだんだん増えていきました」
それ以来、さまざまな祭日に飾りつけを行うのは2人の習慣になり、頂上の白いライトだけは1年中そのままで、他のライトや飾りつけは祭日によって替えられたという。
そしてMaryさんが亡くなった後も、Herbさんは彼女の思いを大切にして、飾りつけを続けてきたそうだ。
●義理の母も木を眺めては涙ぐむ
しかしこの木に思いを馳せるのは、Herbさん1人ではない。亡き妻の母親も近所に住んでおり、時々飾られている木を眺めに訪れては、1人娘を思い涙ぐむという。
またHerbさんには40歳代になる2人の子供がいるが、一緒に住んでいる娘さんは、母親が購入していたものと同じデコレーションを買うのを手伝ってくれるそうだ。
これは亡き妻を思う、Herbさんの愛情と優しさが伝わる素敵なエピソードと言えるかもしれない。
出展元:abc GOOD MORNING AMERICA:Washington man honors late wife with Valentine’s Day tree(2/14)
アイキャッチ:GMA YAHOO.COM