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乳ガン末期の女性の庭に無数の風船が…彼女を励ます隣人の気持ちが暖かい

乳ガン末期の女性の庭に無数の風船が…彼女を励ます隣人の気持ちが暖かい
Facebook/Michele Slack

乳ガンに冒された女性を励まそうと、近所の人々が彼女の庭にハート型のバルーンを設置したとして話題となっている。

 

101個の赤いハート形の風船が庭に

 

その女性とは、アメリカのミネソタ州東部、ミネアポリスに住むLaura Stegengaさん(47)。

 

2人の子供の母である彼女は今年の7月に、ステージ4の乳ガンだと診断されたという。ステージ4とは、基本的に「がんが元の病巣から遠くの臓器にまで転移した状態」と言われ、末期の段階とされている。

 

そんなStegengaさんが先週、病院で化学療法を終えて自宅に戻ってきた時、庭に101個の赤いハート型をしたバルーンが置かれていたそうだ。

 

カードと一緒に2000ドルも寄付

 

その風船は郵便配達員の女性、Michele Slackさんの呼び掛けで、病状を心配していた近所の住民によって設置されたと言われている。

 

SlackさんはStegengaさん家族が住み始めてから約14年間も、この地域で郵便を配達し続けており、いつも住民に声を掛け、皆を気遣っていたという。

 

そして今回もバルーンだけでなく、高額の治療費に役立てられるよう募金を呼びかけ、住民からのカードと一緒に2000ドル(約22万円)をStegengaさんへ寄付したそうだ。

 

「希望を持ってもらいたかった」

 

Stegengaさんは取材で次のように語っている。

 

「Slackさんは私の理想です。彼女は私に希望を持ってもらいたかったのだと思います。そして人々がどれだけ心配しているか、またはどれだけ役に立ちたいと思っているかを、私に深く知って欲しかったのです」

 

またStegengaさんの夫、John Fisherさんも次のようにコメントした。

 

「風船は今でもカラフルに輝いています。Stegengaの病気との戦いに直面した時には、自分たちを取り巻いている愛を思い出させてくれます。皆さんの優しさや気遣いに、本当に圧倒されています」

 

Stegengaさんは現在、治療を続けながらも、病気について知らされる権利が患者にあることや、さらなる検査を要求する必要性があることなどを、多くの女性たちに知ってもらう取り組みを行っているという。(了)

 

出典元:ABC News:Neighbors plant 101 red heart balloons in yard of woman with breast cancer(9/19)

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