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エジプトでスフィンクスのような像を発掘、聖堂の痕跡も発見

エジプトでスフィンクスのような像を発掘、聖堂の痕跡も発見
Twitter/Nina Willburger

エジプト南部の古代寺院で、考古学者らによりスフィンクスのような像などが発掘された。

 

ローマ皇帝の所有物か?

 

その像が見つかったのは、エジプトの首都・カイロから南に450km離れた、Qena県にあるDendera寺院とされている。

 

エジプト考古省によれば、考古学者はこの像を、ローマ皇帝クラウディウスに帰属するものだと考えているという。

 

この皇帝は、AD(紀元後)41年からAD54年の間に、ローマの支配を北アフリカにまで拡大した人物とされている。

 

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ローマ時代の石板や聖堂の跡も発見

 

またこの場所で考古学者は、ローマ時代の石板も発見。そこにはデモティック文字やヒエログリフが刻まれていたという。

 

一般的に、デモティック文字とはパピルスなどに書かれた草書体とされ、一方ヒエログリフは石などに刻まれた記念碑的書体とされているが、古代エジプト文字の総称とも捉えられている。

 

さらに石灰岩の聖堂の跡も見つかっており、そこにはビザンチン時代の2層構造の基壇と、泥レンガで作られた水盤が含まれていたそうだ。

 

研究者たちは今後、石板の印についてさらなる研究を行う予定で、エジプト考古省は像の身元やこの地域に関する、より多くの情報が明らかになるだろう、との見方を示した。

 

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クフ王のピラミッド内に新たな空間

 

一方、3月3日には、名古屋大学大学院が、世界最大規模のクフ王のピラミッド内にある、未知の空間の位置と形状を特定したと発表した。

 

クフ王のピラミッドは、首都カイロ近郊のギザにあり、4500年の歴史を持つ大ピラミッドとされ、この空間の存在により、新たな発見につながる可能性もあるという。

 

Twitter/Ministry of Tourism and Antiquities

 

今回発見された空間は、縦横2m、奥行き9m。ピラミッドの北側の斜面から中央部に向かって延びる通路のような形をしていたそうだ。

 

今回の発見は、2015年に始まった「スキャンピラミッド」プロジェクトによる成果で、宇宙から降り注ぐ「ミューオン」と呼ばれる素粒子の量から物質の質量を計測する技術が使われたという。

 

この技術は名古屋大学と高エネルギー加速器研究機構によって開発されたもので、これによりピラミッドの内部構造の調査が可能になったという。(了)

 

出典元:The Guardian:Sphinx-like statue and shrine discovered in southern Egypt(3/6)

出典元:NHK:ピラミッド内部に未知の空間確認 名古屋大などの調査チーム(3/2)

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