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第1回ゴミ拾いワールドカップに21カ国が参加、イギリスが優勝

第1回ゴミ拾いワールドカップに21カ国が参加、イギリスが優勝
SPOGOMI World Cup 2023

海洋ゴミ削減を訴えるために日本で初開催されたゴミ拾いの国際大会。11月下旬に行われた決勝戦で、イギリスチームが勝利した。

 

ゴミ拾いを競技化

 

大会の正式名称は『スポGOMIワールドカップ 2023』。日本財団が主催したこのイベントは、ゴミ拾いを競技化したものだ。

 

競技者3名から成るチームが街中を歩き回り、ゴミを拾い集めていくのだが、単なるゴミ拾いと違い、拾ったゴミの量と種類が細かくポイント化されている。各チームは獲得したポイント数を競う。制限時間は90分、私有地に入ることは許されていない。

 

アメリカ代表チームの一人は、メディアにこう話す。「ゴミがあまり落ちていない時は(ポイント獲得が)厳しいですね。そういう時は、植え込みの中をよく探したり、路上の吸い殻を見つけることに集中するなどしました」

 

ゴミ拾いが終わった後には20分の時間が与えられ、チームは拾ったゴミを、燃えるゴミ、リサイクルペットボトル、金属製の缶、吸い殻、その他に正しく分別しなければならない。

 

21カ国の代表チームが参加

 

東京で開催された第1回大会には、日本、アメリカ、オーストラリア、フランスをはじめとする世界21カ国のチームが参加。11月22日に行われた決勝戦では、イギリスチームが57.27 kgのゴミを拾い、9046.1ポイントを獲得して優勝した。

 

「他の参加チームの多くが、スポーツとして競うより、エコロジーを主眼にしていたように思います。私たちはそれとは逆でした」と言うのはイギリスチームのメンバー。

 

主催者によれば、この競技『スポGOMI』は、公共の場のゴミ拾いを推奨するために2008年に日本で発案されたものだそう。その後日本国内でポピュラーになり、今年はすでに約230の国内大会が開かれたという。

 

国際大会は今回が初めて。次回は2025年に、やはり東京で開催される予定だ。(了)

 

出典元:euronews:A clean sweep: Britain wins the first ever litter picking World Cup in Tokyo(11/24)
出典元:SUPO-GOMI World Cup

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