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「グローバル・スムード船団」の2人の活動家、イスラエルに拘束され、残虐な扱いを受ける

「グローバル・スムード船団」の2人の活動家、イスラエルに拘束され、残虐な扱いを受ける
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先日、ガザ地区へ支援物資を届けようとしていた「グローバル・スムード船団」の船舶が、イスラエル軍によって拿捕され、数多くの人々が拘束された。

 

2人を尋問のためイスラエルへ連行

 

イスラエル軍は4月29日、ギリシャ沖の公海で、ガザ地区へ向かっていた58隻の船舶からなる「グローバル・スムード船団」の航行を阻止。このうち22隻を拿捕したという。

 

この船団には、70カ国から多数の参加者が乗り込んでおり、その後、イスラエル軍は175人の活動家を国外追放したと発表。しかしスペインのバルセロナ在住の男性、Saif Abu Keshek氏とブラジル出身の男性、Thiago Ávila氏は5月1日、尋問のためイスラエルへ連行された。

 

そして5月3日、2人はイスラエルの裁判所に出廷させられ、2日間の拘留延長が言い渡されたそうだ。

 

これに対しスペイン外務省は、イスラエルによって「不法に拘束されている」として、スペイン国民の即時釈放を要求した。

 

2度意識を失うほど、激しく殴打

 

人権団体「Adalah」は5月2日、弁護士がイスラエルの刑務所で、拘束された2人の活動家と面会したと発表。Ávila氏は弁護士に対し、船舶が押収された際に「極めて残虐な扱いを受けた」と述べ、「うつ伏せに床を引きずり回され、2度意識を失うほど、激しく殴打された」と語ったという。

 

またAbu Keshek氏も、「拘束された瞬間からイスラエルに到着するまで、手足を縛られ、目隠しをされ、うつ伏せに床に寝かされていた」と語ったそうだ。

 

イスラエル側は、Abu Keshek氏が、アメリカ財務省の制裁対象となっている組織「在外パレスチナ人人民会議(PCPA)」の主要メンバーだと主張。またÁvila氏も、同組織と関係があり、「違法行為の疑いがある」と主張している。

 

スペインとブラジルが拘束を非難

 

しかしスペインとブラジル政府は5月1日、共同声明を発表し、「イスラエル政府による国際水域(公海上)での自国民2名の拉致」を非難。自国民の即時返還を要求し、「イスラエル当局による管轄外における、この明白な違法行為は国際法違反であり、国際法廷に提訴される可能性があり、また両国の国内法の下で犯罪となる可能性もある」と述べた。

 

スペインのサンチェス首相も5月2日、政治集会で演説し、2人の拘束を非難。次のように述べた。

 

「ネタニヤフ首相が外国人、しかもスペイン人を含む市民を拉致し、イスラエルに連行した今、ネタニヤフ首相に伝えたいことがいくつかある。第一に、スペインは常に自国民を守る。第二に、我々は常に国際法を擁護する。これは新たな国際法違反だ。そして第三に、ネタニヤフ政権によって不法に拉致されたスペイン国民の解放を求める」(了)

 

出典元:The Guardian:Spain demands release of Gaza flotilla activists ‘held illegally’ by Israel(5/3)

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