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イランが14項目に及ぶ和平案を提示、米政府の回答を待つ

イランが14項目に及ぶ和平案を提示、米政府の回答を待つ
X_New York Post

イラン側は5月2日、アメリカに対し、戦争終結に向けた14項目に及ぶ和平案を提示した。

 

「戦争終結」に焦点

 

すでにアメリカのトランプ政権は、2カ月の期限付き停戦を要請したが、イラン側は30日以内に問題を解決すべきであり、停戦期間の延長ではなく、「戦争終結」に焦点を当てるべきだと主張したという。

 

その上で、イラン側は「戦争終結」に焦点を当てた、14項目の計画をアメリカに提示したそうだ。

 

この14項目には、侵略しないことの保証、イラン周辺からのアメリカ軍の撤退、海上封鎖の解除、凍結資産の解放、制裁の解除、そしてレバノンを含む「全戦線」での戦争終結が含まれている。

 

イラン側は現在、この14項目の提案に対するアメリカ側の回答を待っているという。

 

トランプ氏「我々は海賊」

 

アメリカのトランプ大統領は5月1日、フロリダ州の集会で、海上封鎖中に船舶を拿捕した件について、次のように語った。

 

「我々は乗船して船を奪った。積荷も石油も奪った。非常に儲かる商売だ。我々は海賊のようだ」

 

この発言を受け、イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官は、「これは単なる言い間違いではなく、国際海上航行に対する彼らの行為の犯罪性を、直接的かつ決定的に認めたものだ」と非難した。

 

その上でバガイ報道官は、国際社会や国連加盟国、そして国連事務総長に対し、「このような露骨な国際法違反の正常化を断固として拒否する」よう求めた。

 

イタリアとイランの外相が会談

 

一方、イタリアの外務大臣は5月1日、イランのアラグチ外務大臣と会談。その後、イタリアのAntonio Tajani外相は、「両国が、イランにおける紛争の継続と中東情勢について協議し、事態のさらなるエスカレーションを防ぐ必要性を強調した」と述べた。

 

またTajani外相は会談において、合意に向けた外交努力の強化とホルムズ海峡の再開の重要性を強調し、混乱が続けば、特にアフリカにおける食料安全保障と安定に悪影響を及ぼす可能性があると警告したという。

 

またイランの軍事目的とした核開発はレッドラインだと指摘し、「ヒズボラ」への影響力を行使してイスラエルへの攻撃を停止させ、「交渉を通じてレバノンの平和を実現する」よう促したそうだ。

 

イスラエル軍もレバノン南部を空爆

 

その「ヒズボラ」は、レバノン南部でイスラエル軍への攻撃を激化させている。

 

「ヒズボラ」は5月2日、レバノン領内に駐留するイスラエル軍に対し、標的を絞った攻撃を複数回開始したと発表した。その攻撃には、対戦車ミサイル「Gil-Spike」を使ったものや、ドローンによる空爆なども含まれているという。

 

一方、イスラエル軍も停戦中であるにも関わらず、レバノン南部を攻撃し続けており、5月2日には南部の町、al-Sama’iyaを標的とした空爆を行い、3人のレバノン人が死亡した。

 

レバノン保健省によると、約2カ月続くイスラエル軍の攻撃により、国内の死者数は2659人に達し、負傷者は8183人に上ったという。

 

またイスラエル軍は、停戦中であるにも関わらず、ガザ地区へも攻撃をし続けており、5月2日には過去24時間で7人のパレスチナ人が殺害された。

 

2023年10月7日の開戦以来の死者総数は7万2608人に達しており、また保健当局によると、昨年10月に「停戦」が発表されて以来、828人が殺害されているという。(了)

 

出典元:Aljazeera:Iran war live: Diplomacy in danger as threat of resumed war elevates(5/2)

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