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ロシア領内でガスのパイプラインが爆発、3人が死亡、1人が負傷【動画】

ロシア領内でガスのパイプラインが爆発、3人が死亡、1人が負傷【動画】
Twitter/Iuliia Mende

ロシア領内でガスのパイプラインが爆発し、3人が死亡したと報じられている。

 

ガスをヨーロッパに届ける主要ルート

 

その爆発が起きたのは12月20日、場所はモスクワの東、チュヴァシ共和国にあるKalinino村付近とされている。

 

当時、そこでは「Urengoi-Pomary-Uzhhorodパイプライン」の保守点検作業が行われていたという。

 

しかし現地時間の午後1時50分、パイプラインが突然爆発。これにより3人が死亡し、1人が負傷したそうだ。

 

 

1980年代に建設されたこのパイプラインは、現在ロシアのガスが、ウクライナを経由して、ヨーロッパに届く主要ルートになっているという。

 

もっともこの爆発が、何によって引き起こされたのかは分かっていない。ロシア国営企業の「ガスプロム」本社や現地法人も、コメントを避けている。

 

プーチン大統領が戦況の厳しさを認める

 

一方、ロシアのプーチン大統領は12月20日、ウクライナでの戦争におけるロシア軍の軍事的課題を珍しく認めたという。

 

プーチン大統領は、治安機関に向けたビデオメッセージの中で、ロシアが占領したウクライナの4つの地域(ルハンスク州、ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州)の状況は「極めて複雑(厳しい)」と述べた。

 

また治安機関に対し、「裏切り者、スパイ、破壊工作員」を特定するための努力を強化するよう促したそうだ。

 

ゼレンスキー大統領がバフムートを訪問

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、東部ドネツク州の激戦地、バフムートを訪問。軍の代表者と会談して、兵士らを激励し、勲章を授与したという。

 

 

しかしウクライナの首都キーウでは12月19日にも、ロシア軍のドローンによる攻撃が行われ、インフラに被害が出ている。

 

この攻撃ではイラン製のドローン35機が使われたが、ウクライナ側は30機を撃墜。しかし残りはエネルギー関連施設に被害を及ぼしたそうだ。

 

このためウクライナのゼレンスキー大統領は夕方の演説で「武器、砲弾、新しい防衛能力、これら全てが、この戦争の終結を早める能力を与えてくれる」と述べ、改めて西側に支援を求めた。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Zelenskiy visits Bakhmut as Putin admits situation in parts of Ukraine ‘extremely difficult’ – as it happened(12/20)

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