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東ヨーロッパ、バルカン半島に位置するクロアチアが大きな地震に見舞われ、犠牲者が出ている。

建物が壊れ、瓦礫も散乱

12月29日の正午過ぎ（現地時間）、クロアチアでマグニチュード6.4の地震が発生した。

震源地は首都ザグレブの南にある街、Petrinjaから南南東2kmの地点。震源の深さは10kmと見られている。

Petrinjaはこの地震の影響を多く受け、建物が壊れたり、瓦礫が道に散乱したり、1人の女性が瓦礫に埋まったりしたという。

これにより現時点では、少なくとも6人が死亡したとみられている。

Pogledajte trenutak kada se zatresla #Petrinja pic.twitter.com/bZQxtGpU3f

— TV N1 Sarajevo (@N1infoSA) December 29, 2020

Our colleagues from Croatian Red Cross are on the ground assisting at the epicentre of the #earthquake at #Petrinja #croatia @crvenikriz_hr pic.twitter.com/tEJ58O8eab

— IFRC Europe (@IFRC_Europe) December 29, 2020

12歳の少女が死亡

AP通信によれば、この地震により人口約2万4000人の街、Petrinjaでは12歳の少女が死亡し、近郊の村でも4人が亡くなったという。（6人が亡くなったとの報道も）

また当局は少なくとも20人が病院に運ばれ、そのうち2人は重傷（または重体）と発表している。

Petrinja市のDarinko Dumbovic市長は、「私の街は完全に破壊されてしまった。死んだ子供もいる。これは広島のようだ。街の半分がもはや存在していない」と述べたそうだ。

Many are injured and lots of buildings at the epicenter in Petrinja are destroyed or severely damaged :/ pic.twitter.com/HT57OtQpZl

— Izzy (@DeadlyWanderer) December 29, 2020

Petrinja pic.twitter.com/lT9GTMBs2h

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Trenutak kada je zemljotres pogodio #Zagreb pic.twitter.com/yyJ3tY5aUl

— TV N1 Sarajevo (@N1infoSA) December 29, 2020

幼稚園も倒壊、園児はおらず

街の通りに止まっていた車も、瓦礫で覆われ、人々は車に閉じ込められた運転手を引っ張り出すなど助け合っているという。また幼稚園も倒壊したが、当時はまだ施設内に園児はいなかったそうだ。

今回の地震の揺れは、オーストリアの首都ウィーンでも感じられ、隣国スロベニアにある原子力発電所も、自動的に停止したそうだ。

クロアチアでは1880年に今回のものより僅かに弱い地震が起きているが、29日の地震はこれまでで最も大きな地震になるという。（了）

出典元：npr：6.4 Magnitude Earthquake Hits Croatia, Killing At Least 6(12/29)