レバノンで国連平和維持部隊が攻撃を受け、フランス兵1人が死亡

レバノンで国連平和維持部隊が何者かによって攻撃を受け、犠牲者が出た。
フランス兵1人が死亡、3人が負傷
4月18日、レバノン南部をパトロールしていた国連レバノン暫定軍(UNIFIL)のフランス軍部隊が何者かによって攻撃を受け、フランス兵1人が死亡、3人が負傷したという。UNIFILは声明で、次のように述べた。
「今朝、Ghanduriyah村の道路沿いで爆発物を除去し、孤立したUNIFIL陣地との連絡を再開しようとしていたパトロール隊が、非国家主体による小火器攻撃を受けた」
その上でUNIFILは「レバノン政府に対し、平和維持部隊に対する犯罪行為の犯人を特定し、責任を追及するための調査を速やかに開始するよう求める」と述べた。
レバノンのナワフ・サラム首相もSNSに、次のように投稿した。
「本日、UNIFILに所属するフランス大隊の隊員に対する攻撃を強く非難する。この攻撃の状況を解明し、犯人を責任追及するため、直ちに調査を行うよう厳命した」
「ヒズボラ」は関与を否定
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、死亡した平和維持隊員をフランス国籍のFlorian Montorio氏と特定し、声明の中で「ヒズボラ」が関与している可能性を示唆。次のように述べた。
「あらゆる状況から、この攻撃はヒズボラによるものと見られている。フランスはレバノン当局に対し、直ちに責任者を逮捕し、UNIFILと共に責任を負うよう求める」
しかしヒズボラ傘下の「アル・マナールTV」は、「ヒズボラは南部におけるUNIFIL部隊への攻撃への関与を否定し、責任の所在や判断を急ぐなと警告した」と報じた。
国連のグテーレス事務総長は、UNIFILへの攻撃を非難する声明を発表し、次のように述べた。
「これは、ここ数週間でレバノンに駐留する平和維持部隊員の死亡につながった3件目の事件だ。これらの攻撃は停止されなければならない。すべての関係者は、敵対行為の停止と停戦を尊重しなければならない」
実は3月29日にもUNIFILの拠点に攻撃があり、1人の兵士が死亡している。この時、現場からはイスラエル軍の戦車からの砲弾が見つかったという。
また30日には、UNIFILの車両が通行していた道路脇で、爆発物が爆発し、2人が死亡。爆発物は、「ヒズボラ」が設置した可能性が高いと指摘されている。
イスラエルが停戦中に空爆
一方、イスラエル軍は占領しているレバノン南部に、イエローライン(停戦ライン)を勝手に設け、停戦が発効した4月17日の夜に、空爆を実施したと認めた。
イスラエル軍によれば、「ヒズボラ」がイエローラインの北側から接近し、脅威を与えたため、排除したという。
しかしアメリカのトランプ大統領は、レバノンでの停戦が発効された時、イスラエルがレバノンを空爆することを禁止すると述べていた。
さらにイスラエル軍は18日、占領中のレバノン南部の町、Bint Jbeilや国境付近の街で、住民らの家屋の破壊を開始した。(了)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Trump leaves Situation Room to golf as ships report attacks and Iran closes strait of Hormuz (4/18)


























