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パレスチナの保健省は、イスラエル軍がブルドーザーで、人々を生きたまま埋めたとの情報について、調査を求めている。

カマル・アドワン病院の中庭に埋める？

パレスチナ保健相のマイ・アルカイラ大臣は12月17日、ガザ地区北部にあるカマル・アドワン病院の中庭で、イスラエル軍が避難していたパレスチナ人を、ブルドーザーを使って生き埋めにした事件について、国際的な調査を求めた。

アルカイラ大臣は声明で、目撃者、医療チーム、メディアからの情報と証言は、イスラエル軍がパレスチナ人を、病院の中庭に生き埋めにしたことを示していると述べたという。

死亡した人のうちの何人かは、イスラエル軍の戦車に包囲される前に、生きているのが目撃されていたそうだ。

アルカイラ大臣は国際社会に対し、この事件の詳細を明らかにするために真剣な行動を取ることと、ガザ地区からの戦争犯罪の報告を無視したり、沈黙したりしないよう求めた。

Palestinian health officials have come under fire while holding a press conference outside Gaza’s Kamal Adwan Hospital, a day after Israeli forces are accused of using bulldozers to crush Palestinian patients in the hospital’s courtyard ⤵️ pic.twitter.com/EwNArEvVwj

— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 17, 2023

病院から負傷者を外へ追い出す

またアルカイラ大臣は、極寒の天候の中、イスラエル軍が意図的にカマル・アドワン病院から負傷者を野外へ運び、医療スタッフを暴行し、負傷者と患者の命に深刻な脅威を与えていると説明した。

さらにイスラエル軍は病院の南側を破壊しており、現在も12人の乳児が水も食べ物もなく、病院の保育器の中に放置されていると指摘した。

しかも医療スタッフの証言によると、イスラエル軍は彼らの避難まで阻止したという。

空爆で90人が死亡

一方、ガザ地区の保健当局は17日、北部にあるジャバリア難民キャンプで、イスラエル軍の空爆により90人のパレスチナ人が死亡したと明らかにした。

10月7日以来、イスラエル軍はジャバリア難民キャンプを複数回攻撃しており、これまでも数多くのパレスチナ人が犠牲になってきた。

国連人権事務所は、先月のイスラエル軍によるジャバリア難民キャンプへの空爆について、「これらは戦争犯罪に該当する可能性のある、不当な攻撃だとの深刻な懸念を持っている」と述べていた。

ガザ地区では、パレスチナ人の死者が1万9000人に迫っており、先週末も世界各地で「即時停戦」を求めるデモが行われた。（了）

出典元：The Guardian：Israel-Gaza war live: Gaza health ministry calls for investigation into reports of IDF burying Palestinians alive at Kamal Adwan hospital(12/7)

出典元：Aljazeera：PA health minister seeks probe into deadly Israeli raid on Gaza hospital(12/17)

出典元：WAFA：Health Minister calls for international investigation into reports of Israeli forces burying Palestinians alive(12/16)