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アメリカには、チョコレートでコーティングした蝉を売るショップがある

アメリカには、チョコレートでコーティングした蝉を売るショップがある
Chouquette

アメリカ・メリーランド州に、チョコレートで包んだセミ(蝉)を売るチョコレートショップがある。そう、夏になると樹木の幹にとまって騒がしく鳴いている、あのセミだ。

 

聞いただけで気持ちが悪くなる人もいるだろう。だが、実のところ大人気で、製造が間に合わず、10日先まで予約で一杯だというのだから驚きだ。

 

裏の林でセミ捕り

 

店の名は「Chouquette Chocolates」。セミのチョコ専門というわけでなく、普通のチョコやお菓子も売っているショップだ。

 

店主のSarah Dwyerさんによれば、現在セミのチョコは予約してから10日後の購入になるとのこと。海外メディアの取材を受けた彼女は、美味しいですよ、と言っている。

 

「チョコレートとシナモン、そしてセミのナッツに似た風味を合わせると、休日の雰囲気を思い起こさせる味わいになります。大都市をぶらぶら歩くと、道端にはナッツをローストする人がいて、あのシナモンの香りが漂ってくる——ちょうどそんな感じの味なんです」

 

材料になるセミは、彼女や従業員が、店の裏にある林から捕ってくるそうだ。あまりに多くのセミがいるので、捕るというより、セミの方から従業員の身体にとまって来るらしい。

 

こうして集めたセミは、冷蔵庫に入れ、凍らせて殺してしまう。その後、1度茹でてから、オイルとお好みのスパイスを振りかけ、高温の空気で揚げ物を作るエアフライヤーで揚げるという。そこから先の手順は、店のインスタグラムアカウントに投稿した動画で、Dwyerさんがこう説明している。(セミの姿もはっきり映っている)

 

「最初にエアフライヤーでフライにする。次にシナモンなどを少しふりかける。それをチョコレートの中に放り込む。そして引っ張り上げる。この(セミを入れた後の)チョコレートは、2度と使わないようにすること。(その後に冷ます)」

 

 

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将来、昆虫食が普通に?

 

セミを含めて、タンパク質が豊富な昆虫類は、食糧危機に備えるための重要な食材になるとも言われている。Dwyerさんはそれを指摘し、「2038年には、人は躊躇しないで虫を食べるようになっているだろう」という。(了)

 

出典元:Hindustan Times:This eatery in Maryland sells chocolate-covered cicadas. Watch(6/9)

出典元:Chouquette

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