Playboy

アメリカ「Playboy（プレイボーイ）」誌のウクライナ版が、ロシアとの戦争中、初めて発行される。その表紙を飾るのは、暗殺されそうになったとされるIryna Bilotserkovetsさんだ。

片目を失いウクライナのシンボルに

Irynaさんの夫はテレビタレントで、キーウ市長ビタリ·クリチコ氏のアドバイザーも務める政治家だ。

それが理由かは定かでないのだが、昨年2月26日、ロシアによる侵攻が始まってから3日後にIrynaさんは銃撃された。3人の子供を乗せた車を運転していたところ、キーウの富裕層が住む地区で撃たれたと報じられている。

病院に運ばれた彼女は片目を失い、顎が砕かれ、全身傷だらけだったそうだ。顔の再建を含めて4回の手術を受け、数ヶ月入院し、何とか再起を果たした彼女は、それ以来、ウクライナの抵抗のシンボルとして有名になった。

過去にはモデルとして活動し、テレビ等にも出演していた彼女は、Playboy誌のインタビューを受け、銃撃された後のことについてこう話している。

「（鏡を見ると）縫い跡や大小の傷がいたる所にありました。私はフランケンシュタインの怪物のようでしたよ。顎は小枝のように粉々に砕かれていました。もう以前のような可愛らしい顔ではありません。ですが、それ以外の体はまだきれいです」

女性の強靭さがテーマの特集号

ウクライナで戦争中に初めて発行されるPlayboy誌は、ウクライナ女性の強靭さをテーマにした特集号。傷を受けたウクライナ女性たちがフューチャーされており、タイトルは「Women Stay Strong」だ。

表紙を飾るIrynaさんは金属製のビキニを身につけ、失った片目をアイパッチで覆っている。

現在Irynaさんは、ウクライナ軍組織で働き、主に文化的なイベントの企画·運営などをしているとのこと。（了）

出典元：Express:Injured Ukrainian mother appears on the cover of Playboy(8/4)
出典元：Metro:Brave Ukrainian mum appears on Playboy cover after surviving gun attack(8/4)
出典元：Playboy:Playboy Україна презентує перший друкований випуск під час війни!