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ベストセラー作家S・キングがトランプ大統領を強烈批判、SNSに投稿

ベストセラー作家S・キングがトランプ大統領を強烈批判、SNSに投稿
Twitter/Donald J. Trump

作家のスティーブン・キング氏が、ツイッターで最近のトランプ大統領の発言について、強烈に批判した。

 

「トランプの世界観を要約すれば…」

 

トランプ大統領は、民主党の非白人の女性議員、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス氏、ラシーダ・タリーブ氏、アヤナ・プレスリー氏、イルハン・オマール氏を先週から痛烈に批判し続けてきた。

 

そして7月21日にも、再びツイッターで攻撃し、次のように述べた。

 

「私は、4人の民主党女性議員がわれわれの国を愛することができるとは信じていない。彼女らは自分たちが発言した恐るべきことについて、アメリカ(やイスラエル)に対して、謝罪すべきだ。彼女らは民主党を破壊している。しかし彼女らは弱く、危なっかしいため、決してわれわれの偉大な国を破壊することはできない」

 

 

これに対し『IT』や『シャイニング』などのベストセラーを数多く生み出してきた作家のスティーブン・キング氏は、ツイッターで次のように批判した。

 

「トランプの世界観を要約すればこうだ。『もし人が自分の政策に賛成しないのなら、その人間はアメリカを嫌っている。なぜなら私自身がアメリカだからだ』」

 

卑劣で人種差別主義者だ

 

さらにキング氏は、このツイートの前にも批判を投稿、次のように述べている。

 

「ドナルド・トランプが卑劣で、人種差別主義者であり、役に立たなくなった腸袋や尿(人工肛門の袋か?不明)であるということは、皆が同意すると思う。次の11月に『お前はクビだ!(テレビ番組でのトランプ氏自身のセリフ)』と言えるかと思うと、どれだけ嬉しいか」

 

このキング氏の投稿は、その後3万人以上にリツイートされたという。

 

40年前にトランプ大統領の出現を予言?

 

実はキング氏は、40年前に出版された「デッド・ゾーン(1979年出版)」という小説の中で、トランプ大統領に似た人物の登場を予言していたという。

 

主人公の1人であるグレッグ・スティルソンは、メインストリームから外れた人間で、道化であるが型破りで、次第に大統領候補へと昇りつめていく。

 

そしてキング氏は、7月に「NowThis」のインタビューで「小説で起きていることより、トランプ大統領の存在は恐ろしいか」と尋ねられ、躊躇なく「Yes」と答えている。

 

 

またキング氏は2018年にトランプ氏が大統領に当選した時も、次のように投稿している。

 

「トランプはアメリカのアイデンティティの流れを作りあげることに成功した。それは憎悪や偏見、不誠実、事実から顔を背け、喜んで無知になることだ。それらのほとんどは恐怖からなっている。これらを追い払おう。勇気を持とう」

 

 

アメリカを代表する作家が、ここまであからさまに非難するのも、珍しい状況と言えるだろう。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:9 times Stephen King obliterated Donald Trump on social media(7/23)

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