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エルサレムでユダヤ人の男がカトリックの修道女を襲撃、動画が拡散

エルサレムでユダヤ人の男がカトリックの修道女を襲撃、動画が拡散
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エルサレムで先日、フランス人の修道女が襲われ、その動画が拡散し、非難の声が寄せられている。

 

ユダヤ人がカトリックの修道女を襲撃

 

その事件が起きたのは4月28日、場所はシオン山にある聖餐の神殿前とされている。聖餐の神殿は、イエス・キリストが最後の晩餐を行った場所と信じられており、キリスト教徒にとって重要な聖地となっている。

 

当時、路上を歩いていたカトリックの修道女に対し、男が後ろから走り寄り、突然、強く突き飛ばしたという。

 

修道女は倒れ、縁石に頭をぶつけそうになり(もしくはぶつけた)、その場で苦しんでいた。

 

この男はユダヤ人と思われ、一旦修道女から数歩離れると、再び戻ってきて彼女を蹴ったそうだ。その様子がこちら。

 

キリスト教への敵意の表れ

 

修道女は顔に擦り傷を負ったものの、重傷ではないと報じられている。また4月29日、イスラエル警察は、36歳の男を逮捕したと明らかにした。

 

エルサレムにあるフランス聖書考古学研究所のOlivier Poquillon所長は、被害者の修道女が同研究所の研究員であったとし、警察の断固たる対応を期待していると述べた。

 

エルサレム・ヘブライ大学によれば、この事件は、キリスト教徒コミュニティとその象徴に対する敵意の高まりを示すものだという。

 

フランス領事館は襲撃を強く非難し、SNSの「X」に「フランスは、この攻撃の加害者が裁きを受け、正義が実現されることを求める」と声明を発表した。

 

またイスラエル外務省も声明を発表し、今回の攻撃は「イスラエル建国の理念であり、深く堅持している尊重、共存、信教の自由という価値観に真っ向から反する恥ずべき行為」だと批判した。

 

しかし極右勢力を取り込んだネタニヤフ首相の連立政権は、宗教ナショナリズムの台頭を助長しており、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ系キリスト教徒コミュニティは、ここ数年、より多くのイスラエル人入植者による嫌がらせに直面しているそうだ。

 

イスラエル国内でも、今年最初の3カ月間でキリスト教徒に対する嫌がらせ事件を31件記録しており、事件のほとんどは唾を吐きかけたり、教会の備品を汚損したりするものだったという。

 

また先月、イスラエル兵がレバノン南部でイエス像をハンマーで破壊する様子が撮影され、この兵士と撮影したもう1人の兵士は、30日間の禁錮刑を言い渡されている。(了)

 

出典元:The Guardian:Attack on French nun in Jerusalem draws widespread condemnation(5/1)

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