トランプ大統領、和平合意は「非常に可能性が高い」と発言、イラン側は否定

アメリカのトランプ大統領は、イランとの和平合意は非常に可能性が高いと発言し、戦争がまもなく終了するとの見通しを示した。
「非常に良い協議」を行ったと発言
トランプ大統領は5月5日、ホルムズ海峡を航行する船舶を支援する「フリーダム作戦」を一時中断し、イラン側が和平合意に前向きであるかを見極めると述べた。
その後、トランプ氏はSNSで、イランとの戦争は間もなく終結し、石油と天然ガスの輸送が再開される可能性があると投稿した。
またトランプ氏は6日、ホワイトハウスの大統領執務室で記者団に対し、過去24時間に「非常に良い協議」を経て、イランとの戦争終結に向けた合意は「非常に可能性が高い」と述べたという。
一方、イラン議会の国家安全保障・外交政策委員会の報道官、Ebrahim Rezaei氏は、アメリカとイランが戦争終結に近づいているとする米メディア「Axios」の報道を否定。「それはアメリカの願望リストであり、現実ではない」と述べた。
イランの首席交渉官、ガリバフ議長も6日、アメリカが海上封鎖を含む様々な手段で、イランの降伏を求めていると声明を発表。「敵は新たな策略として、海上封鎖、経済的圧力、メディア操作を通じて、イランの結束を破壊し、我々を降伏させようとしている」と述べた。
ただイラン外務省は、アメリカによる最新の提案に対し、正式な回答はまだ出していないものの、仲介役のパキスタンを通じて外交メッセージのやり取りを続けていると明らかにした。
またイラン革命防衛隊(IRGC)の海軍は、アメリカが「フリーダム作戦」を中止したことを受け、「侵略者からの脅威」の終結に伴い、ホルムズ海峡の再開が可能になると発表した。
このような報道もあり、原油価格は下落を続け、国際指標であるブレント原油は9.2%下落し、1バレル99.79ドルとなった。この100ドルを下回る水準は、4月22日以来初めてとなる。
フランスの空母が紅海へ向かう
フランス軍は5月6日、「シャルル・ド・ゴール空母打撃群」が、紅海とアデン湾に移動していると発表した。
これは、ホルムズ海峡の航行の自由を支援する将来の任務に向けた、フランスとイギリスによる共同作戦の一環とされている。
フランス軍は声明で、空母打撃群が6日にスエズ運河を通過し、紅海南部へ向かったと明らかにした。
レバノンで13人が死亡
イスラエル軍は停戦中であるにも関わらず、レバノンを攻撃し続けており、5月6日にはレバノン南部からベッカー渓谷にかけて、イスラエル軍の攻撃が行われ、少なくとも13人が死亡したという。
またイスラエル軍は6日、停戦後初めて、レバノンの首都・ベイルート郊外も攻撃。イスラエル側はこれらの攻撃について、「ヒズボラ」の司令官や施設を標的にしていると主張しているが、実際には民間人の犠牲者が出ている。
「ヒズボラ」側も、民間人殺害への報復として、レバノン国内にある複数のイスラエル軍の拠点などを攻撃したと発表した。
イスラエル軍がガザ地区も攻撃
イスラエル軍は停戦中であるにも関わらず、ガザ地区へも攻撃を続けており、5月6日にはイスラエル軍の戦闘機が、北部のガザ市にある通りを空爆。バスターミナル付近に集まっていた人々を攻撃し、少なくとも1人のパレスチナ人が死亡した。
また6日の夜明け以降、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃により、少なくとも9人が死亡しており、うち4人はガザ地区北部、1人は南部で、その他4人は負傷後に死亡したという。(了)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Iran’s top negotiator says US aiming to force Tehran’s ‘surrender’(5/6)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Trump threatens ‘much higher level’ attacks if no deal(5/6)

























