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スウェーデンがついに一部地域で事実上のロックダウンへ、厳格なルールも導入

スウェーデンがついに一部地域で事実上のロックダウンへ、厳格なルールも導入
flickr_Paulius Malinovskis

新型コロナウイルスへの対応として、これまで行動制限をできるだけ避けてきたスウェーデンが、一部地域で厳格なルールを導入することになった。

 

「社会を封鎖するものではない」

 

スウェーデンでは経済への影響の大きさから、新型コロナが蔓延する中でも、これまでロックダウン(都市封鎖)を行ってこなかった。

 

しかし10月19日、中部の都市・Upsalaにおける厳格なルールの導入に関する法的枠組みが承認され、10月20日から11月3日まで、この地域に限った事実上のロックダウンを行うことになったという。

 

9月下旬、ロベーン首相は記者会見で、国民が感染の防止に対して気を緩めすぎていると指摘。「スウェーデンの状況は比較的安定しているが、一部地域で感染増加の兆候が見られ、懸念される」と述べていた。

 

ただし今回の措置について、スウェーデンの感染症対策を率いる疫学者のAnders Tegnell氏は記者会見で「これは社会を完全に封鎖するという意味でのロックダウンではありません」と語っている。

 

Johns Hopkins University(スウェーデンでの感染者数の推移)

集会や接触、公共交通の利用を避ける

 

これによりUpsala市に住む人々には「一緒に住んでいない人間との物理的接触を避けること」や「パーティーや社会的行事・活動に参加したり、組織したりしないこと」、「公共交通機関を使って移動をしないこと」などが強く求められるという。

 

またこれらのルールは、Upsalaにある店やスポーツ施設、職場などでも守るよう強く求められており、これらの場所では同時に訪れる人数を制限し、またもし可能であれば皆が自宅で仕事をすべきだと勧められているそうだ。

 

もっとも、これらのガイドラインは法的な強制力があるものではない。しかしスウェーデン政府は、このルールには誰もが従うべきだと強調している。

 

またこのルールは学校やレストランでは適用されず、学校に関しては遠隔授業だろうが、対面授業だろうが、学生はこれまで通りの方法で勉強できるという。また店を開くかどうかについても、各オーナーに判断が委ねられているようだ。

 

他のヨーロッパ諸国ほどではない

 

スウェーデンでは10月19日に、新型コロナの新規感染者が676人となったが、その日の死者数は報告されていない。(20日には4人死亡)

 

また夏以降も感染者は徐々に増えているが、Tegnell氏によれば、他のヨーロッパ諸国に比べて劇的に増えているとは言えず、死者数についても停滞しているという。実際、死者数は13日に5人、14日が8人、15日が3人となり、16日には8人が亡くなっているが、17日や18日には0人となっている。(ジョンズホプキンズ大学のデータから)

 

Johns Hopkins University(スウェーデンでの死者数推移)

 

ただスウェーデンでは、70歳以上の高齢者には他人と接触をせず、家族とも電話やコンピューターを使って連絡を取るよう促してきたという。

 

そのため今後は、高齢者に対する制限は緩め、彼らがより通常の生活を送れるよう、自主隔離なども必要ないと呼びかけていくという。(了)

 

 

出典元:The Local:‘Avoid contact with all but your family’: Uppsala becomes first Swedish region to get local coronavirus measures(10/20)

出典元:MailOnline:Sweden takes its first step towards regional lockdowns by bringing in tougher rules for Uppsala city hours after revealing plans to ease restrictions for older people(10/20)

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