新型コロナの感染リスクが高い高齢者のため、買い物を代行する女性が話題に
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているアメリカで、自分のためだけでなく、お年寄りのために食料を購入している女性がいる。
高齢者のために買い物を代行
その女性とは、ノースカロライナ州の街、ダーラムに住むBecky Hoefflerさんだ。
彼女はデューク大学に勤務しており、配属された部署はリモートワークを奨励。そのためHoefflerさんも現在は、自宅で仕事をしているという。
そしてお昼休みに、Hoefflerさんは食料品店に買い物へ出かけるのだが、自分だけの食料を購入するのではなく、近所に住むお年寄りのために買って届けているそうだ。
Becky Hoeffler is doing some grocery shopping for the elderly in her community in North Carolina. pic.twitter.com/DLq7JnOMAx
— Daniel Peter (@danieljpeter) March 17, 2020
感染のリスクが高いお年寄り
Hoefflerさんによれば、このアイディアを思いついたのは、91歳の祖父に電話した時で、彼は当時食料品店に買い物へ向かう途中だったという。
しかしHoefflerさんは、お年寄りこそ新型コロナウイルスに感染するリスクが高いと懸念し、「彼らがわざわざ食料品店に行かねばならない理由があるかしら?」と考えたとか。
そこで彼女は、地元のコミュニティに住む複数のお年寄りのために、自分が買い物をすることを決断した。
Hoefflerさんはお年寄りには健康で安全でいてほしいと願っており、自分が買い物をすることが、彼らの感染リスクを最小限にできる方法の1つだと考えている。
"Utilizing people power is one of the best ways that we can combat the virus," said Becky Hoeffler, an NC woman who has volunteered to do grocery runs for her elderly neighbors. We couldn't agree more. How are you going to #RecognizetheGood today? https://t.co/stlamT8B6b pic.twitter.com/AzRvgOYqCJ
— Workhuman (@Workhuman) March 17, 2020
多くのお年寄りを支援したい
Hoefflerさんは現在(3月12日時点)、1組の高齢者の夫婦のためだけに買い物をしているが、今後はもっと支援を広げたいと考えているそうだ。
そのためチラシを近所に貼り、見返りを求めずに喜んで買い物を代行すると、お年寄りたちに伝えているという。Hoefflerさんは次のように語っている。
「私は人々を助けられること、隣人を助けられることが、人々がなし得るアメリカ的なことの1つだと考えています。人々の力を活用することが、ウイルスと戦う最善の方法の1つと考えています」(了)
出典元:CBS17:Durham woman grocery shops for the elderly to minimize coronavirus threat(3/12)