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ヘアスタイリストがコロナ感染するも140人の客は全員陰性、マスクのおかげか【米国】

ヘアスタイリストがコロナ感染するも140人の客は全員陰性、マスクのおかげか【米国】
写真AC

米国ミズーリ州のヘアサロンで、2人のスタッフが新型コロナに感染。その2人が担当、施術した客は合計で140人もいたが、その中に感染者は一人もいなかった。スタッフ、客共にマスクをしていせいだろう、と市当局は言っている。

 

営業再開の翌日に発症した2人

 

ミズーリ州スプリングフィールド市では、5月下旬に新型コロナウイルス対策の営業規制が緩和され、市内のヘアサロン「Great Clips」も営業を再開した。

 

その翌日、2人のヘアスタイリストの体調が悪くなり、9日後、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性判定が出た。2人は9時間のシフトで働いており、それまでに接した客は計140人。客たちは、ほぼ30分の間、感染していたスタイリストと十数センチの距離で顔を近づけ合っていたことになるという。

 

市当局はすぐに140人の客全員の検査を行った。海外メディアによれば、この時誰もがクラスター発生を信じて疑わなかったらしい。しかし結果は意外。陽性判定はゼロ。全員が陰性だった。

 

新型コロナウイルスの潜伏期間は最長でも14日程度と言われているが、140人の客たちにとってその期間は6月8日で終わっている。そして、今も全員が健康であることを、市当局が確認した。

 

客もマスク、スタッフもマスク

 

米国のメディア・The Washington Postは、この件を「新型コロナウイルス感染拡大を抑制するマスクの力を、明確に示した実例」と書いている。また、同市のClay Goddard保健局長は、客全員が陰性だったことを知り、「新型コロナを防ぐマスクの価値についてのエキサイティングなニュースだ」と話した。

 

ヘアサロン「Great Clips」は、政府が定めたガイドラインに従い、店のスタッフと客の両方にマスクを着用させていた。またこのサロンではマスク以外にも、店内で客が混み合わないよう予約時間を調整したり、また客同士の距離を開けるため椅子を離して設置したりするなど、感染対策を行っていたとか。

 

今回の件でマスクの効果が科学的に証明されたわけではないが、非常に説得力のある実例であることは確かだ。Goddard保健局長は、「Great Clips」のスタッフや客が着用していたマスクのタイプを調べるなど、感染防止に役立つ詳しい情報をさらに集めるつもりでいる。(了)

 

出典元:CITY OF Springfield:June 8, 2020 – Incubation period closes: no clients contract COVID-19 from salon exposure(6/8)

出典元:The Washington Post:The outbreak that didn’t happen: Masks credited with preventing coronavirus spread inside Missouri hair salon(6/17)

出典元:Good News Network:Hair Stylists Infected With COVID-19 Were Wearing Masks Along With Their 140 Clients—Tests Prove No One Got Sick(6/30)

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